男
オリヴィアの冷酷さを嘆く本人が、願いがかなった時点で失望を味わうことを承知している。
われわれ男は、いくらいばったところで気まぐれな浮気もの。惚れるのも早いが飽きるのも早い
『十二夜』より。
オーシーノ公爵
2
ヴァイオラの仕えるイリリアの公爵。オリヴィアに求婚。
大人の男と少年の違い、それはオモチャの値段だけだ
英語のことわざ
7
主にアメリカから。
男というものは、特にアーティストであれば、ノーとは言えないものなんだよ。
ケヴィン・アモンズ/ナンシー・ベーコン=著 青山陽子=訳
『グッド・ガール バッド・ガール―ホイットニー・ヒューストンのインサイド・ストーリー』(原書房,1997)P145
『グッド・ガール バッド・ガール―ホイットニー・ヒューストンのインサイド・ストーリー』(原書房,1997)P145
ボビー・ブラウン
1
1969年2月5日生まれ。アメリカ人のR&B歌手でありダンサー。
大抵の男は意気地なしね、いざとなると
直(行人)
2
一郎の妻。
Kも先生も乃木将軍も「空っぽな理屈」をつけて自殺すればいい。
AERA Mook 41『「漱石」がわかる。』(朝日新聞社,1998)P71
押野武志
2
1965年生まれ。広島文教女子大学専任講師。
議論はいやよ。よく男の方は議論だけなさるのね、面白そうに。
空の盃でよくああ飽きずに献酬ができると思いますわ
静(こゝろ)
3
先生の妻。「下」の前半部分では“お嬢さん”と書かれている。
頭と腕を挙げて実世間に打ち込んで、
肉眼で指す事の出来る権力か財力を攫まなくつては男子でない
第七話 オデュッセイア異聞
考えてもみてください。
男というものは、大事業を仕とげた後、すぐにも家に帰りたくなるものだろうか。
興奮いまだ醒めやらず、だからちょっと寄り道して、という気になるのが、
ボクは男だと思う。
塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)53p
四十にして惑わず
背広の型というものは、幾分かくずれているところに、真の男の良さがにじみでる。
ポケットのふくらんでいる上着くらい、セクシーなものはない。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)200p
師から見たブルータス
ブルータスの招待を受けて、ローマへ行く旅の途中で話し合うようになったギリシアの若者
ブルータスの招待を受けて、ローマへ行く旅の途中で話し合うようになったギリシアの若者
男と生まれた者にとっての最高の幸せは、優れた指導者に恵まれることです
塩野七生『サロメの乳母の話』(新潮社,2003)144p
ナナミーは、ナポレオンという男に対して興味がもてない
家族親族に囲まれた男は、
戦う家長ではなるかもしれないが、男の匂いを失うことを宿命づけられる。
家族の写真を見せてはその話に熱中する男に似て、
そこには、責任感あふれる申し分ない家長はいても、
女の血を騒がせる、セクシーな男はいないからである。
塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)120p
男には、
その生涯にどれほどの仕事をしたかによって存在理由を獲得する型の人物がいる。
また別に、彼が存在すること自体に意味があり、
それがその男の存在理由の最たるものになっている型の人物がいる。
塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)100p
カリスマ性とはなんであろう。
私には、それが、愛情と言い換えてもよい、
官能的なまでの感情であるような気がしてならない。
ひっきょう、男の集団を動かす原動力は、
官能的なまでの、この不合理によるのではないだろうか。
これが、女だけの集団が力をもちえない原因につながる。
塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)82p
男にとっては、自らを神と同じと思う以上の快感はないのかもしれない。
塩野七生『男の肖像』(文藝春秋,1992)32p
「第26章 女たちへ」
つまらない男たちが現状打破をはかろうとすると、しばしば姑息な手段に訴えるものだ
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)117p
「斉王韓信」
劉邦
劉邦
男たるものが天下を定め 諸侯を制服したというのに
どうして仮の王などとケチくさいことを言う 真の王となれ
今日より韓信は正真正銘の斉王じゃ
横山光輝『項羽と劉邦 11 韓信斉奪取』(潮出版社,2001)68p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「第35章 『風と共に去りぬ』に見る男の形」
自分のことを面白がっているだけの男を、誰が愛せよう。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)272p
「第33章 不幸な男(その三)」
三十代の男は、相手次第で、
二十代にもどったり、四十代のような成熟さを示したりするものである
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)254p
「第28章 インテリ男はなぜセクシーでないか」
わたしたち女は、男を尊敬したくてウズウズしているのである。
男たちよ、その期待を裏切らないでください。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)218p
「第22章 男の色気について(その三)」
関連名言 塩野七生 一度、夫でも‥(sekihi.net)
関連名言 塩野七生 一度、夫でも‥(sekihi.net)
寝床に横たわる男は、以外にも色気を漂わせるものです。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)167p
「第22章 男の色気について(その三)」
一度、夫でも恋人でもボーイ・フレンドでも、
愛する人が病気になってくれないかなと願ったことのない女は、女ではない。
(中略)
なぜ病気になってくれないかなと思うのは、
病気にかかって寝床から起きあがれない状態になってはじめて、
女は男を独占することができるからです。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)167p
「第21章 男の色気について(その二)」
顔だちは美男だが、動きを知らない男は、
所詮、われわれ女の血を騒がせることはできないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)164p
「第21章 男の色気について(その二)」
男の色気は、うなじにある。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)159p
「第18章 女の性について」
日本という国は、知的な面で有名な女を、
コワイなんて子供じみた表現で敬遠することしか知らない、
自信のない男の多い国である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)136p
「第14章 男女不平等のすすめ」
類似名言 オスカー・ワイルド われわれは‥(sekihi.net)
類似名言 オスカー・ワイルド われわれは‥(sekihi.net)
私たち女には、男に私淑したり兄事したちしているほうが、
人生はよほど多様になり深みを増し、そして愉しくなるのではないかと思う。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)116p