装い
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四十にして惑わず
背広の型というものは、幾分かくずれているところに、真の男の良さがにじみでる。
ポケットのふくらんでいる上着くらい、セクシーなものはない。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)200p
四十にして惑わず
愛撫の手をすべらせるのは、なにも肌ばかりではない
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p
四十にして惑わず
四十過ぎの身だしなみの第一項は、肌ざわりを主に選ばれたし
第二に色と柄だが、
派手な色を着れば大胆に見えるというのは、完全にまちがっている。
第三は、背広の上着の襟のボタンの穴にさす、一凛の花。
第四は、ワイシャツ。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199,200p
四十にして惑わず
宝石の硬質で冷たい感触に敏感でない女は、女ではない。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p
四十にして惑わず
若造りとは、若者のまねをするということだ
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p