サイレント・マイノリティ

権力も権力欲も、非難すべきはそれらを、
有効に使う能力も使わせる度量もない人物が所有している場合だけ、
なされるべきものと考える

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)285p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

解説

ベスト・セラーにならなくてもよいが(なるにこしたことはないが)
誰にも読まれないものを書いて満足しているほど私は傲慢ではない

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)287p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

解説
1993年から数年前Hanako(ja.wikipedia.org)に書いた文章より。
類似名言 塩野七生 権力も‥(sekihi.net)

人は金持ちに嫉妬するのではない。
正しくは、『金持ちの似合わない金持ち』に怒りを燃やすのだ

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)286p
中野翠 4

1946年7月21日生まれ。日本のコラムニスト、エッセイストである。

解説
1993年から数年前に書いた「女の馬鹿さ加減」新潮45(ja.wikipedia.org)より。

馬鹿はいても構わないが、ああ、馬鹿に説教だけはされたくないもんだ

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)285p
中野翠 4

1946年7月21日生まれ。日本のコラムニスト、エッセイストである。

解説

バカは勝手にようするなっつーの!!

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)283p
中野翠 4

1946年7月21日生まれ。日本のコラムニスト、エッセイストである。

解説

せっかくの面白い話も、聞き手が無能だと無残なことになる。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)283p
中野翠 4

1946年7月21日生まれ。日本のコラムニスト、エッセイストである。

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全体主義について

頭脳形成期こそ、勝負なのである。
その期間にある種の空気を充分に吸わせておくと、あとは心配ない。
これこそ真の、洗脳である。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)280p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

全体主義について

自由なき政体下で生きてきた人は、
たとえ自由を与えられても、それを活用するすべを知らない

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)278p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

権力について

自分が二義的な存在でしかないということほど、
性的魅力をもった女を刺激するものはない。
せめて一刻なりとも、
自分を一義的存在にしてみせるという想いをこの種の女は感じるからであろう。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)273p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

権力について

権力というものは、いったん手中にすれば、
加速度的に増大していく性質をもっているものだが、
離すやいなや、これまた加速度的に現象していくものだからである。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)272p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

無能な味方よりも有能な敵のほうが、役に立つことが多い

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)266p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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ラディカル・シック

責任ある論調なんて、ちっともシックでない

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)265p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

ラブ・ストーリー

かつての敵のほうが、味方よりも良き味方になる場合がある

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)264p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

かつての敵のほうが、味方よりも良き味方になる場合がある

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)264p
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

ラブ・ストーリー

女は、
どれほどしっかりしているようにみえても、どれほど知的で才能にあふれていても、
いやそれだからなおのこと、一瞬にして崩れる時があるものなのだ。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)257p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

ラヴ・ストーリー

女というものは、若く美しく才能も豊かな同性に対しては、
うらやましさが先に立ってしまって、好意をいだくのがむずかしい。
だが、とてもかなわないと思っていた女が、
自分たちにはできても彼女には絶対に不可能なことを
ひとつでも持っているとわかったとたん、
優越感が刺激されるためかひどく寛容になる。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)256p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    わかる・・・ - 銘無き石碑

    いや、男でも男でも同じことだといえ・・・いえ・・・いえないなww - 銘無き石碑

    あは!
    ホントだ… - たらら
「今日的意義」について
ゲーテ(ja.wikipedia.org)もしくはルイジ・ピランデルロ(ja.wikipedia.org)あたりの言葉

ローカルなことでも、
見事に書かれていさえすればナショナルになり、インターナショナルにもなる

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)241p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

私の衰亡論

撃ちたたかれでもしたら、いさぎよく敗けを認め、
改めてもう一つ別の剣づくりにかかればよいのだ

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)210p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

私の衰亡論

快感には知的快感もあるのだ。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)210p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

私の衰亡論

自分が凡人であることを知った凡人は、もはや凡人ではない。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)209p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    では凡人で無ければ、それはなんですかね? - 銘無き石碑

    ただのパラドックスじゃね? たいした深みがある言葉には思えない。 - 銘無き石碑

    「人外」でしょうね、良い意味でね。 - 銘無き石碑
四十にして惑わず

背広の型というものは、幾分かくずれているところに、真の男の良さがにじみでる。
ポケットのふくらんでいる上着くらい、セクシーなものはない。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)200p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

四十にして惑わず

愛撫の手をすべらせるのは、なにも肌ばかりではない

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

四十にして惑わず

四十過ぎの身だしなみの第一項は、肌ざわりを主に選ばれたし
第二に色と柄だが、
派手な色を着れば大胆に見えるというのは、完全にまちがっている。
第三は、背広の上着の襟のボタンの穴にさす、一凛の花。
第四は、ワイシャツ。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199,200p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

四十にして惑わず

宝石の硬質で冷たい感触に敏感でない女は、女ではない。

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

四十にして惑わず

若造りとは、若者のまねをするということだ

塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)199p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア