サイレント・マイノリティ
陽の下に新しきものなし
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)98p
間奏曲
本能寺にて、光秀の性格や能力を知っていた信長は脱出は不可能と悟り、言い放った
本能寺にて、光秀の性格や能力を知っていた信長は脱出は不可能と悟り、言い放った
是非に及ばず
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)87p
マイノリティ〝宣言〟
イザベッラ・デステの生涯のモットー。塩野七生自身の旗印でもある。もともとは古代ローマの格言。
(夢からでもなく、恐れからでもなく)とも訳される。
イザベッラ・デステの生涯のモットー。塩野七生自身の旗印でもある。もともとは古代ローマの格言。
(夢からでもなく、恐れからでもなく)とも訳される。
NEC SPE/NEC MET V(夢もなく、恐れもなく)
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)13p
マイノリティ〝宣言〟
古代ローマについて
古代ローマについて
人類の歴史はすべてここに濃縮されている
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)13p
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
506
ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲...-ウィキペディア
マイノリティ〝宣言〟
絶対主義的思考法をたたきこまれた者は、それがなくなって自由になっても、
その自由を生かすことができなく、結局もう一つの絶対的なものにすがりつくしかない
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)17p
マイノリティ〝宣言〟
マルクスは死んだ、と言えるのは、
マルクスは生きていた、と思っていた人だけである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)17p
マイノリティ〝宣言〟
罪は裁かれるのではない。作られるのだ
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)21p
アテナイの少数派
思慮深き人々の特質が、首尾一貫した思想にあり、不正を憎むことにあり、改善へのたゆまない努力にあるとすれば、
大衆の特質は、無知にあり無秩序にあり優れた者への嫉妬にあるからである。
思慮深き人々の特質が、首尾一貫した思想にあり、不正を憎むことにあり、改善へのたゆまない努力にあるとすれば、
大衆の特質は、無知にあり無秩序にあり優れた者への嫉妬にあるからである。
世界中の思慮深き人はみな、民主主義の敵である。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)69p
アテナイの少数派
貧困は不名誉な行いに走らせ、教育の欠陥は、俗悪と無作法をはびこらせる。
そして大衆は常に多数なのである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)69p
アテナイの少数派
無知であろうと無能であろうと団結してさえいれば、
賢くて才能の豊かな者たちの間に起りがちなライヴァル意識から生じる分裂よりも、
ずっと強力である
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)70p
アテナイの少数派
大衆は、善政下での奴隷よりも、悪政下の自由民であるほうを選ぶものです。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)70p
アテナイの少数派
民主主義では〝質〟は、まったく問題にされない。〝量〟だけが支配する世界なのだから
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)74p
間奏曲
有権者は、政治家や学者や評論家が考えるよりは、よほど賢いものだ。
彼らは、麗々しい言葉の裏に隠された、嘘を見抜いてしまう。
そして、かえって正直に打ち明けられた場合に、敏感に反応する。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)87p
間奏曲
わたしは、わたしに勝った人々よりも、徳性の聞こえを遺しているだけで幸福だ。
これは、正しくない勝者には、できないことなのだから
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)88p
ブルータス
2
ローマの劇作家
なにを今さらブツブツ言ってんのよ。
負けたんですよ、負けたの、所詮、それだけの話!
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)88p
凡なる二将
英雄とは、民主主義的な世界とは相容れない存在である。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)92p
凡なるニ将
日本人は、民主主義が好きなのと同じくらい、学ぶことが好きな民族なのだ
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)93p
凡なるニ将
権力とは、
私の思うには、ただ単に、自分のやりたいことをなるべく効率良くやりとげるための、
環境を所有するということにすぎない。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)97p
歴史はくり返すと言うが、それは、歴史上の諸事実がそのままくり返すのではなく、
それらへの人間の対応の仕方がくり返すのである
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)98p
ヘンリー・キッシンジャー
4
ドイツ出身のアメリカのニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障問題担当大統...
歴史そのままと歴史ばなれ
人間には真実を語ることはむずかしいが、
百パーセントの嘘を語ることもなかなかできるものではない
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)109p
自由な精神
同年(1940年)五月二七日
同年(1940年)五月二七日
すべての革命は、街頭からはじまり、食卓に終る。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)164p
レオ・ ロンガネージ
6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳...
自由な精神
一九四一年一月一〇日
一九四一年一月一〇日
イギリス人はこの戦争に勝つだろう。
なぜなら、彼らは、戦争以外のことならばすべてできるからだ。
ドイツ人は、この戦争に負けるだろう。
なぜなら、彼らは、戦争だけしかできないからである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)164p
レオ・ ロンガネージ
6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳...
自由な精神
一九四四年一月八日
一九四四年一月八日
アメリカ製の缶詰の肉は、喜んでいただく。
しかし、それについてくる彼らのイデオロギーは、皿に残すことにした。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)167p
レオ・ ロンガネージ
6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳...
自由な精神
一九三八年一二月一五日
一九三八年一二月一五日
一人の馬鹿は、一人の馬鹿である。二人の馬鹿は、二人の馬鹿である。
一万人の馬鹿は、〝歴史的な力〟である。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)163p
レオ・ ロンガネージ
6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳...
同(1944)年一〇月九日
思想や主義が、わたしを恐怖におとし入れるのではない。
恐怖におとし入れるのは、これらの思想や主義を代表する、「顔」なのである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)170p
レオ・ ロンガネージ
6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳...
類似名言 ヘンリー・キッシンジャー 歴史は‥(sekihi.net)