レオ・ ロンガネージ 6
1905年-1957年。イタリアのジャーナリスト。風刺作家。漫画家。 二十二歳の時に『イタリア人』を創刊。 自らの姓を冠した「ロガネージ出版社」を創設。
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一人の馬鹿は、一人の馬鹿である。二人の馬鹿は、二人の馬鹿である。
一万人の馬鹿は、〝歴史的な力〟である。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)163p
自由な精神
同年(1940年)五月二七日
同年(1940年)五月二七日
すべての革命は、街頭からはじまり、食卓に終る。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)164p
自由な精神
一九四一年一月一〇日
一九四一年一月一〇日
イギリス人はこの戦争に勝つだろう。
なぜなら、彼らは、戦争以外のことならばすべてできるからだ。
ドイツ人は、この戦争に負けるだろう。
なぜなら、彼らは、戦争だけしかできないからである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)164p
自由な精神
一九四四年一月八日
一九四四年一月八日
アメリカ製の缶詰の肉は、喜んでいただく。
しかし、それについてくる彼らのイデオロギーは、皿に残すことにした。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)167p
同(1944)年一〇月九日
思想や主義が、わたしを恐怖におとし入れるのではない。
恐怖におとし入れるのは、これらの思想や主義を代表する、「顔」なのである。
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)170p
自由な精神
ロンガネージの部屋へ行ったら、机の上に、今読み終えたばかりらしい、モラヴィア(ja.wikipedia.org)の短編小説の原稿がのっていた。
モンタネッリ(ja.wikipedia.org)はそれを、モラヴィアが脱稿した時にすでに読んでいる。
それを知っているロンガネージは、こう言った。
ロンガネージの部屋へ行ったら、机の上に、今読み終えたばかりらしい、モラヴィア(ja.wikipedia.org)の短編小説の原稿がのっていた。
モンタネッリ(ja.wikipedia.org)はそれを、モラヴィアが脱稿した時にすでに読んでいる。
それを知っているロンガネージは、こう言った。
最後の節の第一行目を、冒頭に持ってきたらいい
モラヴィアは、英国製の服地なんだ。表よりも裏がいい
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)162p
一九三八年一二月一五日