サイレント・マイノリティ
馬鹿はいても構わないが、ああ、馬鹿に説教だけはされたくないもんだ
1946年7月21日生まれ。日本のコラムニスト、エッセイストである。
頭脳形成期こそ、勝負なのである。
その期間にある種の空気を充分に吸わせておくと、あとは心配ない。
これこそ真の、洗脳である。
陽の下に新しきものなし
『覚え書き-リコルディ-』(amazon.co.jp)より。
重大な事業をもくろんでいるとか、
または大きな権力を手中にしようと思うほどの人ならば、
他人に知られては不利と思うことはひたかくしにし、
反対に知られたほうが有利と思ったことは、誇大に宣伝しなければならない。
フランチェスコ・グイチャルディーニ (Francesco Guicciardin...-ウィキペディア
責任ある論調なんて、ちっともシックでない
貧困は不名誉な行いに走らせ、教育の欠陥は、俗悪と無作法をはびこらせる。
そして大衆は常に多数なのである。
『覚え書き-リコルディ-』(amazon.co.jp)より。
誰もが統治に参加するということは、
自由がもたらす結果でもなければ、その目的でもない。
フランチェスコ・グイチャルディーニ (Francesco Guicciardin...-ウィキペディア
装いとは、自分が化したいと思う個性に合ったものであるべきだ
英雄とは、民主主義的な世界とは相容れない存在である。
若造りとは、若者のまねをするということだ
自由なき政体下で生きてきた人は、
たとえ自由を与えられても、それを活用するすべを知らない
イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア
自分が凡人であることを知った凡人は、もはや凡人ではない。
自分が二義的な存在でしかないということほど、
性的魅力をもった女を刺激するものはない。
せめて一刻なりとも、
自分を一義的存在にしてみせるという想いをこの種の女は感じるからであろう。
背広の型というものは、幾分かくずれているところに、真の男の良さがにじみでる。
ポケットのふくらんでいる上着くらい、セクシーなものはない。
罪は裁かれるのではない。作られるのだ
絶対主義的思考法をたたきこまれた者は、それがなくなって自由になっても、
その自由を生かすことができなく、結局もう一つの絶対的なものにすがりつくしかない
『覚え書き-リコルディ-』(amazon.co.jp)より。
神に祈りたまえ、どんな場合でもきみが、敗者の側にいないですむように、と。
なぜなら、きみになんの責任がなくても、
敗北の嫌疑の幾分かにしても、きみは逃れることは不可能になる。
それが反対に、きみが勝者の側にあれば、
きみに功績などなくても、賞讃が与えられるものなのだ。
フランチェスコ・グイチャルディーニ (Francesco Guicciardin...-ウィキペディア
真の保守主義者は、責任の観念をことのほか重視する。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者は、自分たちが「明日の人間」にはならなくても、
「明後日の人間」になることを確信している。
明日の人が失敗に終った後にはじめて理解される、
明後日の人間であることを確信している。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者は、個人の自由が、発明や進歩や発見の素地であることを知っている。
だが、また、弱者に対しては残酷な結果をもたらすこともあるのを知っている。
とはいえ、
この種の自由が有害なものに一変する時期を知らせてくれる、計器はどこにもない。
ただただ彼らは、個人の自由を「権利」としてでなく、「義務」と考えることで、
その時期を見計ろうと努めているだけなのだ。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者ならば、国家の権力が増大しすぎることを、絶対に喜ばない。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者とは、量よりは質に重きを置く人である。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者とは、まず、
いわゆる保守反動や伝統主義者や回顧主義者と区別されねばならない。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守主義者が一組織や一制度の変革に慎重であるのは、社会の中の歯車は、
互いに調和を保って機能されねばならないと思っているからである。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
真の保守は、改革しないほうがよいことは、改革すべきでないと確信している。
1882年1月27日-1982年7月14日 ペルージャ生まれ。 ジャーナリスト...
1993年から数年前に書いた「女の馬鹿さ加減」新潮45(ja.wikipedia.org)より。