ベストセラー
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自分の言葉で仕事をすることって大事だと思うんですよね、借りてきた
言葉ではなくて。うまくいかない時に、裸になって自分の言葉で人に
接していく。
それができることがやっぱりプロフェッショナルではないでしょうか。
プロフェッショナル 仕事の流儀「ベストセラーはこうして生まれる~編集者・石原正康」(NHKオンデマンド,2006)エンディング
石原正康
1
職業:編集者
『脳内革命』が数百万部売れるというのは、実際の脳とはなんの関係もない。
それは社会現象である。
AERA Mook 28『頭脳学のみかた。』(朝日新聞社,1997)P8
養老孟司
4
解剖学者。東京大学名誉教授。実母は小児科医。
第十八話 聖地巡礼
インテリの間でもてはやされている限り大流行にはならないこと、
聖地巡礼も、今日の本の売れ行きと同じである。
塩野七生『イタリア遺聞』(新潮社,1994)135p
解説
ベスト・セラーにならなくてもよいが(なるにこしたことはないが)
誰にも読まれないものを書いて満足しているほど私は傲慢ではない
塩野七生『サイレント・マイノリティ』(新潮社,1993)287p
ユダの母親
出版した本の題名は、『手に負えぬ息子を抱えて』というのです。
宣伝文句には、――泣きたくなる母の心情の、赤裸々な全告白!――とありましたよ。
出版した本の題名は、『手に負えぬ息子を抱えて』というのです。
宣伝文句には、――泣きたくなる母の心情の、赤裸々な全告白!――とありましたよ。
こういう本は、売れるんですなあ。実際に手に負えぬ息子を持つ母親だけでなく、
それほどでもないのに常におぼえている母親たちも、買うからかのでしょう。
これらの母親たちは、これを読んで、
「まあまあうちの息子は、これほどでなくてよかった」
と、秘かに安心したいからなのです。
塩野七生『サロメの乳母の話』(新潮社,2003)98p