「学問がわかる。」シリーズ
1匹の迷える子羊を見捨てたまま、99匹の子羊は安心して眠れるのか
AERA Mook 83『平和学がわかる。』(朝日新聞社,2002)25p
99匹の子羊を安全な場所につれていくことが政治の問題であり、
迷える1匹の子羊を救うことは宗教の課題である
AERA Mook 83『平和学がわかる。』(朝日新聞社,2002)25p
シェイクスピア作品で多用される表現
AはBであってBではない
AERA Mook 55『シェイクスピアがわかる。』(朝日新聞社,1999)P5
Jポップとは「巨大化し、洋楽化した邦楽」なのだ。
AERA Mook 67『音学がわかる。』(朝日新聞社,2001)P175
烏賀陽弘道
1
日本の著述家、ジャーナリスト、音楽評論家。
Kも先生も乃木将軍も「空っぽな理屈」をつけて自殺すればいい。
AERA Mook 41『「漱石」がわかる。』(朝日新聞社,1998)P71
押野武志
2
1965年生まれ。広島文教女子大学専任講師。
≪分からない≫ということを自覚した人だけが研究者になるのです。
AERA Mook 9『芸術学がわかる。』(朝日新聞社,1995)P15
佐々木健一
2
1943年生まれ。東京大学人文社会系大学院・文学部教授。
≪哲学は好奇心である≫という第一の規定は
哲学への個人的なかかわりの次元の在り様を示すものであり、
≪哲学はドラマである≫という第二の規定は、
哲学の人間的世界の次元での在り様を示すものである。
それらに対して、≪哲学はリズムである≫という最後の命題は、
哲学の宇宙的な次元での在り様を示している。
そして、これら三つを貫いているものは生命的なものなのである。
AERA Mook 6『哲学がわかる。』(朝日新聞社,1995)P8
中村雄二郎
1
1925年生まれ。明治大学法学部教授。
漢詩「贈医」
医学は自然と人間との闘いであり、知恵比べなんだ。
病気になった時に寿命だからと天に任せる、または運命だと言ってほしくない
医学は自然と人間との闘いであり、知恵比べなんだ。
病気になった時に寿命だからと天に任せる、または運命だと言ってほしくない
無 限 輸 贏 天 又 人
医 師 休 道 自 然 臣
離 婁 明 視 麻 姑 手
手 段 達 辺 唯 是 真
無限(むげん)の輸贏(しゅうえい)天また人
医師 道(い)うを休(や)めよ自然(しぜん)の臣(しん)なりと
離婁(りろう)の明視(めいし)と麻姑(まこ)の手と
手段(しゅだん)の達(たつ)するの辺(へん)唯(た)だ是(こ)れ真(しん)なり
AERA Mook 68『工学がわかる。』(朝日新聞社,2001)P25
「いかがわしさ」にこそロマン派 ドイツ・リートの魅力がひそんでいる。
AERA Mook 67『音学がわかる。』(朝日新聞社,2001)P83
「これからの社会はどうなるのか?」と他人ごとのように聞くのではなく
「どうするのか?」と問うべきなのです。
AERA Mook 7『マルチメディア学がわかる。』(朝日新聞社,1995)P55
桝山寛
1
1958年生まれ。メディア環境研究者。
「これが恋なのかしら」という問いに、どんなに学問を積んでも答えることなどできない
AERA Mook 55『シェイクスピアがわかる。』(朝日新聞社,1999)P8
「なぜ」その演奏者が、その音楽を、そのように演奏するのかを、
その音が語ってくれない演奏は、もはや「表現」とは言えない。
AERA Mook 13『教育学がわかる。』(朝日新聞社,1996)P148
「みんな同じ人間」という、
一見してリベラルなスローガンは、じつは何も語っていないか、
あるいは「男のみ」ということを語っているかのどちらかなのです。
AERA Mook 78『ジェンダーがわかる。』(朝日新聞社,2002)P168
竹村和子
1
お茶の水女子大大学院人間文化研究科教授。
「わんぱくでもいい」という教育方針のなかにも、
実は、子どもの発達を無視したあるパターンの押し付けが見られることだってある。
AERA Mook 39『家族学のみかた。』(朝日新聞社,1998)P100
伊藤公雄
3
1951年生まれ。大阪大学人間科学部教授。
テロリズムと平和
宮坂直史
宮坂直史
「テロは正当化できるか」などと議論されますが、
この問題の立て方自体がナンセンスです。
もし正当化できるならば、その暴力をテロと言ってはいけないのです。
AERA Mook 83『平和学がわかる。』(朝日新聞社,2002)112p
歴史小説のリアリティを考えるうえで大切なこと
「事実らしく見えるもの」を書くのではなく、できるだけ「事実」そのままを描き出すことだ。
AERA Mook 65『日本史がわかる。』(朝日新聞社,2000)P140
津本陽
5
1929年生まれ。作家。
「他力」のみが、「凡夫」をして「仏」への道を歩ませるのである。
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P112
「他力」の仏教とは、「凡夫」という人間観を前提とする宗教であり、
そして、この「凡夫」の本質を、もっとも鋭く追及したのが、親鸞にほかならない。
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P111
「単なる~にすぎない」という還元的な視点からは、
あらゆる対象の価値がそれを構成する物質のレベルにまで引き下げされてしまう。
AERA Mook 91『アメリカ映画がわかる。』(朝日新聞社,2003)P51
富田たかし
1
1949年4月2日生まれ。日本の心理学者。
「同じ」と「違い」。ここに「異文化理解」の問題が集約されている
AERA Mook 77『文化学がわかる。』(朝日新聞社,2002)P6
青木保
4
1938年生まれ。人間科学博士。
平和をもたらすのは人権に貫かれた人間の言葉
小森陽一
小森陽一
「平和」をもたらすのは、強大な軍事力や核兵器の力ではない。
人権に貫かれた一人ひとりの人間の言葉である。
AERA Mook 83『平和学がわかる。』(朝日新聞社,2002)121p
「怪我」という文字に注意しなさい。自分を見失っている時にケガが発生するのです
AERA Mook 3『心理学がわかる。』(朝日新聞社,1994)P55
豊原恒男
1
立教大学名誉教授。
「恋愛」が「野合」でないポジティブな観念となるときに、
見合い結婚に代表される当事者相互の意志によらない結婚は
「寂寞荒涼たる愛のない結婚」といったイメージで再定義されることになるだろう。
AERA Mook 41『「漱石」がわかる。』(朝日新聞社,1998)P65
佐藤泉
3
1963年生まれ。青山学院短期大学国文学科専任講師。
「慈悲」は、平等に注がれてはじめて「慈悲」なのであり、
不平等な「慈悲」は、「慈悲」とはいえない。
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P111
「才能」は引き出すことは可能でも、教えることは出来ないのです。
AERA Mook 9『芸術学がわかる。』(朝日新聞社,1995)P51
木村俊光
2
1944年生まれ。声楽家。
大芝亮
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