≪哲学は好奇心である≫という第一の規定は
哲学への個人的なかかわりの次元の在り様を示すものであり、
≪哲学はドラマである≫という第二の規定は、
哲学の人間的世界の次元での在り様を示すものである。
それらに対して、≪哲学はリズムである≫という最後の命題は、
哲学の宇宙的な次元での在り様を示している。
そして、これら三つを貫いているものは生命的なものなのである。

AERA Mook 6『哲学がわかる。』(朝日新聞社,1995)P8
中村雄二郎

中村雄二郎 1

1925年生まれ。明治大学法学部教授。


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