天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず
「学問のすすめ」より
これいじょうないくらいいいです。
いいですねぇ~ - ジン・エクストローラー・ザ・マンショ
普通こんな名言思いつきます!? - にゃにゃや
「本来平等なはずなのになんで成功する人と失敗する人がいるのでしょう。それは勉学を修めるか否かによりますよ」って趣旨です。 - 知ってたら御免なさい
独立の気力なき者は、人にして悪事をなすことあり
「学問のすすめ」より
人の世を渡る有様を見るに、心に思うよりも案外愚を働き、
心に企てるよりも案外功を成さざるものなり
「学問のすすめ」より
実なき学問は先づ次にし、専ら勤べきは、
人間普通日用に近づき実学なり。
「学問のすすめ」より
人は生まれながらにして貴財貧富の別なし。
唯学問を進めて物事を良く知るものは貴人となり富人となり、
無学なるものは貧人となり、下人となるなり。
「学問のすすめ」より
人の世をわたる有様を見るに、心に思うよりも案外に悪を為し、
心に思うより案外に愚を働き、心に企てるよりも案外に効を成さざるものなり。
「学問のすすめ」より
日本国の歴史はなくして日本政府の歴史あるのみ、
学者の不注意にして国の一大欠典というべし。
「文明論之概略」より
教育の力は、ただ人の天賦を発達せしむるのみ。
人には遺伝の性質ありて、
無理に学問を強いても上達せざるもの多し。
『遺伝之力』より
人の能力は天賦遺伝の際限にて、決してその以上に上がるべからず。
「わしをたくさん集めた者が勝ちじゃ。」
父母は習慣の教師なり。家庭は習慣の道場なり。
自由とわがままの違いは、他人を妨げるかどうかにある。
たとえば、自分の金だからと、酒を飲み色遊びをし、女におぼれても
自分の自由だと考えたら、それはおかしい。
酒と色におぼれる遊びは、他人に影響し、友人を誘惑し、社会教育を妨げる。
金はその人間のものだとしても、社会に与えた罪を許すわけにはいかないのである。
自由とわがままとの界は、他人の妨げをなすとなさざるとの間にあり。譬えば自分の金銀を費やしてなすことなれば、たとい酒色に耽り放蕩を尽くすも自由自在なるべきに似たれども、けっして然らず、一人の放蕩は諸人の手本となり、ついに世間の風俗を乱りて人の教えに妨げをなすがゆえに、その費やすところの金銀はその人のものたりとも、その罪許すべからず。
世間では、鎖国だ攘夷だと議論がやかましかった。
その議論は実にくだらないもので、「井の中の蛙」が広い世界も知らずに、ただわめいているようなものであった。
今日の有様に及びしことにて、開港の後もいろいろと議論多く、鎖国攘夷などとやかましく言いし者もありしかども、その見るところはなはだ狭く、諺に言う「井の底の蛙」にて、その議論とるに足らず。
天の道理、人間の道に従い、国際交流に尽くすべきである。
正しい道理であれば、アフリカ発展途上国の住民に対しても過ちを詫び
正しい立場を保つためには、英米の軍艦をも恐れてはならない。
天理人道に従いて互いの交わりを結び、理のためにはアフリカの黒奴にも恐れ入り、道のためにはイギリス・アメリカの軍艦をも恐れず、国の恥辱とありては日本国中の人民一人も残らず命を棄てて国の威光を落とさざるこそ、一国の自由独立と申すべきなり。
およそ世の中に無知蒙昧の民ほど憐れなものはないし、つきあいにくいものはない。
彼らは恥を知らない。
自分の無知を反省する能力がないから、金持ちを恨み、ときには集団で富者を襲う。
自分は国の法律に守られながら、自分に不利な場合は平気で法を破るのである。
およそ世の中に無知文盲の民ほど憐れむべくまた悪むべきものはあらず。智恵なきの極みは恥を知らざるに至り、己が無智をもって貧窮に陥り飢寒に迫るときは、己が身を罪せずしてみだりに傍の富める人を怨み、はなはだしきは徒党を結び強訴・一揆などとて乱暴に及ぶことあり。恥を知らざるとや言わん、法を恐れずとや言わん。天下の法度を頼みてその身の安全を保ち、その家の渡世をいたしながら、その頼むところのみを頼みて、己が私欲のためにはまたこれを破る、前後不都合の次第ならずや。
愚か者を支配するには、武力で脅すほかはなく、理屈など通じはしない。
愚民を支配するにはとても道理をもって諭すべき方便なければ、ただ威をもって畏すのみ。
「暴力は儚い弱さの表れである」(ジャン・ジョレス) - 名言録
知識・見聞を広げるためには、他人の意見を聞き、自分の考えを深め、書物も読まなければならない。
知識見聞を開くためには、あるいは人の言を聞き、あるいはみずから工夫を運らし、あるいは書物をも読まざるべからず。
富んで力が強いからって、貧しく弱い者へ無理な要求を押しつけることは
生活の違いをかさに着て、他人の権利を侵害する行為ではないか。
富強の勢いをもって貧弱なる者へ無理を加えんとするは、有様の不同なるがゆえにとて他の権理を害するにあらずや。
法を設け人民を保護するのは、政府の商売であり当然の義務である。
それは御恩ではない。
法を設けて人民を保護するはもと政府の商売柄にて当然の職分なり。これを御恩と言うべからず。
人間が努力するかしないか、その結果によって、今日の愚か者も明日は賢人たり得るし
むかし富強を誇った者も、現在は貧しい者になるかもしれない。
むかしから歴史にはその例が少なくない。
貧富・強弱の有様は天然の約束にあらず、人の勉と不勉とによりて移り変わるべきものにて、今日の愚人も明日は智者となるべく、昔年の富強も今世の貧弱となるべし。古今その例少なからず。
道義を守る国とわが国は外交を持ち、道義なき国とは勇気を持って交渉を打ち破るのみである。
道理あるものはこれに交わり、道理なきものはこれを打ち払わんのみ。
日本人の某という姓名を持ち、その肩書きとして、われわれは「日本人」という国民の立場を背負っているのだ。さらにわれわれは、日本で生活し、そこで自由に行動する権利を持っている。その権利を有する以上、当然それに伴う責任がなくてはならないはずである。
日本国の誰、英国の誰と、その姓名の肩書に国の名あればその国に住居し、起居眠食、自由自在なるの権義あり。すでにその権義あればまたしたがってその職分なかるべからず。
独立の精神なき者は、つねに他人をあてにする。
他人をあてにする者は、必ず他人の態度を気にする。
他人を気にする者は、必ず他人にお世辞を使う。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諛うものなり。常に人を恐れ人に諛う者はしだいにこれに慣れ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ。
ことばも賤しく、態度も卑屈で、目上の人には一言も逆らわず
立てと言われれば立ち、踊れと言われれば踊り、その態度はまるで痩せた飼い犬だ。
平民の根性は依然として旧の平民に異ならず、言語も賤しく応接も賤しく、目上の人に逢えば一言半句の理屈を述ぶること能わず、立てと言えば立ち、舞えと言えば舞い、その柔順なること家に飼いたる痩せ犬のごとし。実に無気無力の鉄面皮と言うべし。