恥知らず

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およそ世の中に無知蒙昧の民ほど憐れなものはないし、つきあいにくいものはない。
彼らは恥を知らない。
自分の無知を反省する能力がないから、金持ちを恨み、ときには集団で富者を襲う。
自分は国の法律に守られながら、自分に不利な場合は平気で法を破るのである。

およそ世の中に無知文盲の民ほど憐れむべくまた悪むべきものはあらず。智恵なきの極みは恥を知らざるに至り、己が無智をもって貧窮に陥り飢寒に迫るときは、己が身を罪せずしてみだりに傍の富める人を怨み、はなはだしきは徒党を結び強訴・一揆などとて乱暴に及ぶことあり。恥を知らざるとや言わん、法を恐れずとや言わん。天下の法度を頼みてその身の安全を保ち、その家の渡世をいたしながら、その頼むところのみを頼みて、己が私欲のためにはまたこれを破る、前後不都合の次第ならずや。
福澤諭吉 84

日本の武士(中津藩士のち旗本)、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者。慶應義塾の創...-ウィキペディア

くだらない人間どもを、宴会では避けるように心がけるがよい。
酒が入ると、彼らの勝手な気持ちはますます緩んでくる。
しらふでも恥知らずな彼らなのだ。

怒りを抱かないために。
ルキウス・アンナエウス・セネカ 81

ユリウス・クラウディウス朝時代(紀元前27年 - 紀元後68年)のローマ帝国の政...-ウィキペディア