依存
- 全5件を表示
教える行為に対して、教えられる側の依存度が高くなってしまうと問題である。
誰かに教わってそれをそのまま真似たり、参考にしてやっていくことが習慣化してしまうと、局面を考える力は育たなくなってしまう。
独立の精神なき者は、つねに他人をあてにする。
他人をあてにする者は、必ず他人の態度を気にする。
他人を気にする者は、必ず他人にお世辞を使う。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、人に依頼する者は必ず人を恐る、人を恐るる者は必ず人に諛うものなり。常に人を恐れ人に諛う者はしだいにこれに慣れ、その面の皮、鉄のごとくなりて、恥ずべきを恥じず、論ずべきを論ぜず、人をさえ見ればただ腰を屈するのみ。
万の事は頼むべからず。愚かなる人は、ふかくものを頼むゆえに怨み怒る事あり
「徒然草」より
人間は環境に依存し、人間に依存するものにあらず
「歴史」より
天地の間に、己一人生きてあると思ふべし。天を師とし、神明を友とすれば外人に頼る心なし
「翁問答」より