名言・語録一覧
「第15章 フランス革命二百年・自由」
自由は誰もが欲する。
だが、この自由なるもの、それを駆使して生きるとなると意外と大変で、
すべての人がその緊張に耐えていけると考えるほうが非現実的なのではないか。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)73p
「第13章 歴史について」
歴史というのは人間経験の集積である。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)64p
「第12章 政治改革」
オトナになれない者が見事な老人になれるわけがないのである。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)62p
「第11章 政治家とは」
権力は、それをもたない者を消耗させる。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)57p
ジュリオ・アンドレオッティ
3
1919年1月14日生まれ。イタリアの政治家、上院議員(終身議員)。 首相(第...
「第11章 政治家とは」
以前より改善されているならば、まずは良しと考えるべきではないか
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)57p
ジュリオ・アンドレオッティ
3
1919年1月14日生まれ。イタリアの政治家、上院議員(終身議員)。 首相(第...
「第11章 政治家とは」
民主制とは、五〇パーセントプラス一人の考えを実行に移すことである
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)56p
ジュリオ・アンドレオッティ
3
1919年1月14日生まれ。イタリアの政治家、上院議員(終身議員)。 首相(第...
「第5章 帰宅拒否症なる現象について」
私は、ネクラな現象を治すのにはネクラな方法で対処するしかないという考えに、
常に疑問を感じている。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)32p
「第3章 容貌とは」
人は、リーダーの顔を見ながら前に進む。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)24p
「第2章 人材について」
カルロ・ゼンの処置をめぐって、一委員の意見
カルロ・ゼンの処置をめぐって、一委員の意見
人材というものは、
これ以後生まれないのではないかと恐れているかぎり生まれないものであり、
反対に、そのような心配にわずらわされずに断固とした処置を決行する国家では、
生まれてくるものであります
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)20p
「第1章 清潔度ということ」
クリーン度追求の風潮にもメリットとデメリットの両面がある。
メリットはこの期に大掃除をしようと思えばできることであり、
デメリットは、小人でもないものまでゴミと一緒に捨ててしまうことである。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)16p
自分の100勝よりも、この馬の1勝を大事に思っていました。
2005年、年間100勝目をルーベンスメモリーで挙げて。
柴田は右目失明のハンデを負ったルーベンスメモリーに粘り強く競馬を教え、
他馬の騎乗依頼を断ってまで乗り続けていた。
柴田は右目失明のハンデを負ったルーベンスメモリーに粘り強く競馬を教え、
他馬の騎乗依頼を断ってまで乗り続けていた。
柴田善臣
3
JRA(日本中央競馬会)所属の騎手。 1966年7月30日生まれ。 主な記録...
「第1章 清潔度ということ」
平和が支配的になってくると、人間の欲求も複雑化してくる。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)13p
「第1章 清潔度ということ」
戦争は悲惨で馬鹿げているからできうるかぎり回避されねばならないが、
一つだけ利点がある。
人間の欲求を単純化してくれるというメリットだ。
自分自身と身近な人びとの生存ということだけしか考えなくなるからである。
塩野七生 『再び男たちへ』(文春文庫,1994)13p
旅行記を書いてしまうと、何世代も積み重なった歴史を持つ小アジアを一回で書くことになる。
でも、もしも書かなければ、私の頭の中の引き出しは何にも縛られることなく自由なままです。
でも、もしも書かなければ、私の頭の中の引き出しは何にも縛られることなく自由なままです。
必要なものだけを取り出すためには、形として出来上がっていては具合が悪いんです。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)334p
才能を持った人を、自分の下世話な尺度で、評価するなんてとんでもない。
蟹は自分の甲羅に似せて穴を掘るっていうけれどその通りで、
とかく日本人は、公的と私的な評価を混ぜ合わせちゃう。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)324p
マリア・カラスは最高の歌手だけど、生涯は不幸だったのよね、なんて言う。
私はそういう人に向って、
あなた達は日本のVIPと結婚をして適度に生活は安定してるけれど、
彼女のようにあれだけ歌いきった後に、
万雷の拍手を前進に浴びたことは一度もないじゃないですか、と言いたいの。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)324p
自分の考えていることは、もしかしたら半分しか正しくないかもしれない
というような疑いを、常に持つのが「現実主義者」です。
自分が絶対的に正しいと思い出したら、それは宗教なのね。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)314p
子は、母の胎内で育つだけでなく、母のとりしきる食卓の会話でも育つ
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)231p
『ローマ人の物語6』(新潮文庫)29p
『ローマ人の物語6』(新潮文庫)29p
肉体の自由は奪うことはできても、精神の自由までは奪うことはできない。
そして、精神の自由が誰にも奪うことができないのは、
それが自尊心にささえられている場合である。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)229p
『ローマ人の物語33』(新潮文庫)160p
『ローマ人の物語33』(新潮文庫)160p
理想は理想でしかない。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)217p
死ねば皇帝も奴隷も同じだ
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)213p
マルクス・アウレリウス・アントニヌス
59
第16代ローマ皇帝(在位:161年 - 180年)。ネルウァ=アントニヌス朝では...-ウィキペディア
死んだことが奴隷以下だと言うのなら、わからんでもないが、それでも
オカシイですね。 - ねじ
内戦とは、自分で自分の肉体を傷つけ、自らの血を流すことなのだ。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)213p
『ローマ人の物語31』(新潮文庫)85p
『ローマ人の物語31』(新潮文庫)85p
実力主義とは、結局は実力でカタをつけるしかない解決法なのであった
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)212p
『ローマ人の物語31』(新潮文庫)38p
『ローマ人の物語31』(新潮文庫)38p
自死するネロの辞世の言葉だったというが真偽は定かではない。
これで一人の芸術家が死ぬ
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)123p
ネロ
1
37年12月15日 - 68年6月9日 ローマ帝国の第5代皇帝。
人々の捧げる愛情を拒絶したティベリウスとちがってカリグラは、それを失わないために全力を集中するようになる
すべてを所有する人にとっての最大の恐怖は、
現に所有しているものを失うことである。
新潮社編 『塩野七生『ローマ人の物語』スペシャル・ガイドブック』(新潮文庫,2011)119p
『ローマ人の物語18』(新潮文庫)121p
『ローマ人の物語18』(新潮文庫)121p