迷走する帝国
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肉体の自由は奪うことはできても、精神の自由までは奪うことはできない。
そして、精神の自由が誰にも奪うことができないのは、
それが自尊心にささえられている場合である。
終末に近づけば、何であろうと弱体化する。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)216p
紀元280年の人々の言葉
蛮族は、朝には約束し、夕べにはそれを破る
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)154p
不幸や逆境に苦しんでいる人々にとって、最後の救いになり慰めになるのは希望である
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)207p
ルキウス・アンナエウス・セネカ
81
ユリウス・クラウディウス朝時代(紀元前27年 - 紀元後68年)のローマ帝国の政...-ウィキペディア
変化に際してアレルギーを起こさせないこと。
変わるといってもたいした変化ではないではないか、と思わせること。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)202p
思想とは、意外にも思想のものの内実よりも、
それを説く人によって普及度がちがってくるものなのであった。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)190p
人々を苦しめるのは、自分はどこにも属していないという孤独感なのである。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)187p
法律とは、言ってみれば歯車である。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)180p
同性としては毎度のことながら残念に思うのだが、
女とは権力を手中にするやいなや、越えてはならない一線を越えてしまうのである。
しかもそれを、相手の苦境につけこむやり方で行う。
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)34p
女性は多分男尊女卑の世界を知力で生き抜くために男の力と引き換えに知恵を手に入れたのだろうが、今の世界ではその知恵が只のこうかつな武器になってるような気がする - 銘無き石碑
ご指摘ありがとうございます。
修整しました。
思い当たるタグも追加しておきました。 - 銘無き石碑
もし統計をとれるとしたら
それが現実なのかもしれないけれど
女性に対して
ネガティブなイメージを
お持ちなのでしょうか? - galileo galilei
- 銘無き石碑
文章は、用いる言葉の選択で決まる
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)179p
ガイウス・ユリウス・カエサル
25
共和政ローマ期の政治家、軍人であり、文筆家。「賽は投げられた」(alea iac...-ウィキペディア
幸福な家族はいずれも似ているが、不幸な家族はそれぞれちがう不幸をかかえている
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)11p
アンナ・カレーニナ
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帝政ロシアの作家レフ・トルストイの長編小説。1873年から執筆を開始し、1875...-ウィキペディア
生活水準の向上は、人間を保守的にする。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)207p
人々を一つの運動に巻きこむには、合理を唱えていては成功はむずかしい
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)163p
変わってしまった後でそれをもとにもどすのは、至難の業である
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)143p
これは嘘だが、
人間とは、事実だから信ずるのではなく、
事実であって欲しいと思う気持さえあれば信じてしまうものなのである。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)104p
帝国全体の防衛という抽象的な理念よりも、生れた土地を守るという
具体的な想いのほうが、人の心をつなぎとめておくのに有効である
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)101p
外交とは、可能なかぎり少ない「ギブ」で可能なかぎり多く「テイク」する技能だ
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)93p
相手を屈辱感で打ちのめすような叱り方は、上手な叱り方とはいえない。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)85p
戦えば勝つという自信くらい、兵士を強くすることもない。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)75p
人間は、タダで得た権利だと大切に思わなくなる。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)46p
人間は、自らの本質に基づいた行為をしたとき、成功の確率は最も高くなるのである。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)44p
全員が平等でなければならない社会では、
異分子、即ち他国人に対して、閉鎖的になるのは当然の帰結である。
塩野七生 『ローマ人の物語32 迷走する帝国 [上]』(新潮文庫,2008)206p
『ローマ人の物語33』(新潮文庫)160p