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現代(2011年時点)の研究者の一人が、このラテン語の格言くらい、皇帝ティベリウスにふさわしい句もないのではないかと言っている。
FATA REGUNT ORBEM! CERTA STANT OMNIA LEGE
(不確かなことは、運命の支配する領域。確かなことは、法という人間の技の管轄)
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)213p
病に伏したアグリッピーナは、見舞いにきたティベリウスに涙を流しながら訴えた
貞節な女にとって唯一のなぐさめは、正式な結婚しかないのです。
塩野七生 『ローマ人の物語17 悪名高き皇帝たち [一]』(新潮文庫,2005)218p
健全なる精神は健全なる肉体に宿る
塩野七生 『ローマ人の物語19 悪名高き皇帝たち [三]』(新潮文庫,2005)22p
ヴィテリウス(将軍)が、ベドリアクムの戦場を視察した際に言った言葉
血の悪臭も、それが敵のものとなると良い匂いに変わる
塩野七生 『ローマ人の物語21 危機と克服 [上]』(新潮文庫,2005)148p
ローマ軍は、兵站(へいたん・ロジティクス)で勝つ
塩野七生 『ローマ人の物語27 すべての道はローマに通ず [上]』(新潮文庫,2006)164p
読み人知らず、とするしかない一人のローマ人が墓碑に刻ませた一句
わたしは死んで、ここに葬られている。
灰の一つかみでしかなくなったのが今のわたしだが、灰は土になる。
土は大地浸透し、人間世界の土台をつくる。
となれば、わたしは死んではいず、世界中で生きていけるということではないか
塩野七生 『ローマ人の物語28 すべての道はローマに通ず [下]』(新潮文庫,2006)135p
アリスティデス『ローマへの頌詞』より
ローマ世界は、一つの大きな家である。そこに住む人々に、ローマ帝国という
大家族の一員であることを日々思わせてくれる、大きな一つの家なのである。
塩野七生 『ローマ人の物語29 終わりの始まり [上]』(新潮文庫,2007)25p
紀元280年の人々の言葉
蛮族は、朝には約束し、夕べにはそれを破る
塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)154p
こんなことを言った人がいた
ローマ人は三度、世界を支配した。
初めは軍団によって。次いでは法律によって。そして最後はキリスト教によって
塩野七生 『ローマ人の物語37 最後の努力 [下]』(新潮文庫,2009)108p