名言・語録一覧
人の目は百里の遠きを見れども、その背を見ず。明鏡と雖もその裏を照らさず
「五常訓」より
世俗は耳目口腹の欲をほしいままにするを楽とす
「大和俗調」より
人の礼法あるは水の堤防あるが如し。
水に堤防あれば氾濫の害なく、人に礼法あれば悪事生ぜず。
「大和俗調」より
君子の財をみだりに用ひずして惜しむは、人に益あることに財を用ひんが為也
「家道訓」より
命の長短は身の強弱によらず、慎と不慎とによれり
「養生訓」より
疑いをひとに問うは、知を求める道なり。
みずから心に道理を思うは、知をひらく本なり。
「大和俗訓」より
陰徳は耳の鳴るが如し、我の見知りて人知らず。
「五常訓」より
知って行はざるは知らざるに同じ。
「慎思録」より
養生の要は自ら欺くことをいましめて、よく忍にあり。
「養生訓」より
およそ小児の教えは早くすべし。
「和俗童子訓」より
朝早く送るは、家の栄ゆる印なり。遅く送る家は衰えるものなり
「大和俗訓」より
良人というものは、ただ妻の情愛を吹き込むためにのみ生存する海綿に過ぎないのだろうか
「明暗」より
形を見るものは、質を見ず
「虜美人草」より
人は過去の中に現在のみ眺める。私の現在が代わるとき、私の過去がまた変わらないとは、誰が保証しえようか
「学生と教養」より
河合栄治郎
4
昭和時代の経済学者
外界から逃避して孤独となり、孤独を通してほかと交わる。
「教壇生活二十年」より
河合栄治郎
4
昭和時代の経済学者
短き勤務の割合に多額の俸給を国家から支給され、地位を保証され老後を保証されている大学の教授だけが、
時間と勢力とを要し而も報いられない下積みの仕事をなす義務がある。
「書斎の窓」より
河合栄治郎
4
昭和時代の経済学者
職業にあるものは多かれ少なかれ分業の害悪をなめねばならない。
彼は一生を通じて細かに切り刻まれた仕事に没頭して、
一部分人としてしか成長し得ない危険に瀕する。
「学窓記」より
河合栄治郎
4
昭和時代の経済学者
人間は人情を食べる動物である
「断片」より
河上馨
1
大正昭和時代の経済学者
すべての場合娼婦が金で売る者は、厳格に言えば貞操ではない。それは情熱の心理的駆け引きである
「名作女性訓」より
河上徹太郎
1
昭和時代の文芸評論家
人はパンのみに生きるものに非ず、されどまたパンなくして人は生きるものに非ず。
「貧乏物語」より
河上肇
2
大正昭和時代の経済学者
人は水に渇いても死ぬが溺れて死ぬ者もある。然るに今や天下の人の大多数は水に渇いて死んでいくのに、
他方には水に溺れて死ぬ者もいる
「貧乏生活」より
河上肇
2
大正昭和時代の経済学者
最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、
しかも、その又習慣を少しも破らないように暮らすことである。
「河童」より
青年の頃には、この言葉が「座右」となっていることに気付いた。
壮年になり、この言葉が決して軽いものではないと知った。
老年となったころ、僕はこの言葉に何を想うのだろうか。
H20.1.4 - Takashi
個人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に懺悔している。
「侏儒の言葉」より
人生はつねに複雑である。
複雑なる人生を簡単にするものは暴力よりほかにあるはずはない。
「侏儒の言葉」より
世論はつねに私刑である。私刑はつねに娯楽である。
「侏儒の言葉」より