権力

同性としては毎度のことながら残念に思うのだが、
女とは権力を手中にするやいなや、越えてはならない一線を越えてしまうのである。
しかもそれを、相手の苦境につけこむやり方で行う。

塩野七生 『ローマ人の物語34 迷走する帝国 [下]』(新潮文庫,2008)34p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    同姓でなく同性ですかね
    女性は多分男尊女卑の世界を知力で生き抜くために男の力と引き換えに知恵を手に入れたのだろうが、今の世界ではその知恵が只のこうかつな武器になってるような気がする - 銘無き石碑

    投稿者です。
    ご指摘ありがとうございます。
    修整しました。
    思い当たるタグも追加しておきました。 - 銘無き石碑

    銘無き石碑さんは
    もし統計をとれるとしたら
    それが現実なのかもしれないけれど
    女性に対して
    ネガティブなイメージを
    お持ちなのでしょうか? - galileo galilei

    私は何に対しても少しだけネガティブなんです。
    - 銘無き石碑

権力者であるのも、意外と不自由なことなのだ。だが、この不自由を甘受するからこそ、
権力をもっていない人々が権力を託す気持になれるのであった。

塩野七生 『ローマ人の物語31 終わりの始まり [下]』(新潮文庫,2007)126p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

権力をもてば、それがどのようなたぐいの権力であろうと、
権力をもたない側からの批判を浴びずにはすまない。
しかも権力者への非難とは、
なぜかその権力者に弱みが見えたとたんに、集中攻撃してくるものでもある。

塩野七生 『ローマ人の物語20 悪名高き皇帝たち [四]』(新潮文庫,2005)109p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

テロ行為とは、文明が未熟であるから起こるのではない。
選挙による落選という手段を奪われているから、
やむをえずテロに走るというのでもない。
権力が一人に集中しており、
その一人を殺せば政治が変わると思えるから起こるのである。

塩野七生 『ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち [二]』(新潮文庫,2005)208p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

秘密とは、それを所有する者の権力を増すうえで、最も有効な手段である

塩野七生 『ローマ人の物語14 パクス・ロマーナ [上]』(新潮文庫,2004)34p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

突然書類カバンの中から新しい国家の憲法草案を公表し、
さてこれを主権者の絶対命令で上から「実施」できる、と思ってはならない。

そうやってみることはできる。
だがその結果は、確実に生存能力のない、たいていは死産児であろう。
アドルフ・ヒトラー 372

オーストリア及びドイツ国の政治家、軍人、画家。 文献によってはヒットラー、ヒッ...-ウィキペディア

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人気と強制力が結合し、それらがともにある程度の期間継続すると、
権威はさらにもっと固い基礎の上で立ち上がることができる。
伝統の権威がそれだ。

アドルフ・ヒトラー 372

オーストリア及びドイツ国の政治家、軍人、画家。 文献によってはヒットラー、ヒッ...-ウィキペディア

権威を形作る第一の基礎は、常に人気である。
けれどもこの基礎のみに基づく権威は弱々しくて、頼りなく、不安定である。
それゆえ人気だけに頼っている権威者は、
権力を形成することによって、基礎を固めるべく
努力しなければならない。
権力、すなわち強制力の中に、権威の第二の基礎がある。

アドルフ・ヒトラー 372

オーストリア及びドイツ国の政治家、軍人、画家。 文献によってはヒットラー、ヒッ...-ウィキペディア

支配権力が非道な手段を用いるならば、こちらも非道な手段を用いることをためらうな。

人間存在の最高の目的は、国家を維持することやあまつさえ現政府を守ることにあるのではなく、種の保存である。
ひとたび種が存亡の危機にさらされた時には道義など二の次で十分だ。
アドルフ・ヒトラー 372

オーストリア及びドイツ国の政治家、軍人、画家。 文献によってはヒットラー、ヒッ...-ウィキペディア

大衆の心理は、中途半端で軟弱なものには反応が鈍い。女性に似ている。
彼女らの心は、根拠と理性によって決まることはなく
足らざるを補ってくれる力に対する、名状しがたい憧れによって動く。

かれらはたいてい自由をどう取り扱うべきか知らないし
自分たちは見捨てられているとあまりにも容易に感じやすい。
アドルフ・ヒトラー 372

オーストリア及びドイツ国の政治家、軍人、画家。 文献によってはヒットラー、ヒッ...-ウィキペディア

弱者が強者に仕えるのは、より弱い者に対して支配者になろうとする弱者の意志が
かれを説き伏せるのだ。

それは力のよろこびを味わうために、生を賭けるということになる。
フリードリヒ・ニーチェ 335

ドイツの哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られ...-ウィキペディア


    君は弱者か? - 銘無き石碑
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権力にありつけない独裁者的狂気が、諸君の中から「平等」を求めて叫んでいるのだ。

諸君の、秘められた独裁者的情欲が、こうした道徳的なことばの仮面をかぶっているのだ!
フリードリヒ・ニーチェ 335

ドイツの哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られ...-ウィキペディア


    トラシュマコスだな。 - 銘無き石碑

    権力を求めているほど手に入れられないほど、平等を求める。
    平等を求めるほど哀れなものはない。 - まきしましょうご

かれらがよじ登って行くさまを見るがいい。
この敏捷な猿どもが!
かれらはお互いの頭を踏みこえてよじのぼりつつ、お互いを泥沼に引きずり落とそうとする。

かれらは権力を欲する。そこでまずおびただしい金銭を求める。
フリードリヒ・ニーチェ 335

ドイツの哲学者、古典文献学者。現代では実存主義の代表的な思想家の一人として知られ...-ウィキペディア

つかみ取るのが「権力」。
与えられるのが「権限」。

ちきりんの“社会派”で行こう! より
ちきりん 6

日本のブロガー・著述家。ブログ「Chikirinの日記」でBLOGOSアワード大...-ウィキペディア

一総会屋の足もとに巨大な洞穴が暗黒の口をひらいて広がっているのを知って、戦慄を覚えた。洞穴のなかには、日本列島とおなじ大きさの、〈我欲〉をむさぼってのたうつ怪物が棲み、その神経線維は地上のあらゆる〈権力〉と結びついて、この国土を腐らせている。

著書『破滅の美学』より
笠原和夫 3

1927年5月8日 - 2002年12月12日。東京都出身の脚本家。男性。日本大...


    まったく日本はどうなっちまうのだ - 銘無き石碑

この人たち(財界人)の、地位や実権、財産に寄せる執念、強欲、野心、独善は、かの応仁の乱の「餓鬼図」を想起させるほど凄まじい。最近は警察が総会屋一掃に乗り出しているが、総会屋や「組織」をもっとも必要としているのは、この人たちなのである。そして彼等は財界の雲の上で、政・官界までコントロールしている。

著書『破滅の美学』より
笠原和夫 3

1927年5月8日 - 2002年12月12日。東京都出身の脚本家。男性。日本大...

個人の間では、法律や契約書や協定が、信義を守るのに役立つ。
しかし権力者の間で信義が守られるのは、力によってのみである。

「若干の序論と考慮すべき事情を述べながらの、資金援助についての提言」より
ニッコロ・マキャヴェッリ 94

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア

俺だけ、ずるやってもうしわけない。

両親に当てた遺書の一節
三ノ宮文男 5

成田空港反対運動の運動家

本当に、国家権力ていうものは恐ろしいな。生きようとする百姓の生をとりあげ、たたきつぶすのだからな。

両親に当てた遺書の一節
三ノ宮文男 5

成田空港反対運動の運動家

空港などこんな所にもってきたから、まじめにやれば闘わざるをえなかったんだよ。

両親に当てた遺書の一節
三ノ宮文男 5

成田空港反対運動の運動家

空港問題などなかったら、俺も今ごろ嫁さんなんかもらって、りっぱに百姓やっていけたと思います。

両親に当てた遺書の一節
三ノ宮文男 5

成田空港反対運動の運動家

空港をこの地にもってきたものをにくむ

両親に当てた遺書の一節
三ノ宮文男 5

成田空港反対運動の運動家

蟻食ひを噛み殺したまゝ死んだ蟻

1937年(昭和12年)の作品
鶴彬 9

日本のプロレタリア文学の影響を強く受けた代表的な反戦川柳作家。石川県河北郡高松町...-ウィキペディア

これからも不平言ふなと表彰状

1935年の作品
鶴彬 9

日本のプロレタリア文学の影響を強く受けた代表的な反戦川柳作家。石川県河北郡高松町...-ウィキペディア

ローマの奴隷は鎖によって、賃金労働者は見えない糸によって、その所有者に繋がれている。賃金労働者の独立という外観は、個々の雇い主が絶えず替わることによって、また契約という擬制によって維持されているのである。

『資本論』(第1巻)より
カール・マルクス 50

ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者、思想家、経済学者、革命家。1845年にプロイ...-ウィキペディア