テロ行為とは、文明が未熟であるから起こるのではない。
選挙による落選という手段を奪われているから、
やむをえずテロに走るというのでもない。
権力が一人に集中しており、
その一人を殺せば政治が変わると思えるから起こるのである。
塩野七生 『ローマ人の物語18 悪名高き皇帝たち [二]』(新潮文庫,2005)208p
塩野七生