名言・語録一覧
元始、女性は実に太陽であった。真心の人であった
「元始女性は太陽であった」より
平塚らいてう
2
明治大正時代の評論家
なせば成る、なさねば成らぬ何ごとも、ならぬは人のなさぬなりけり
「語録」より
平田篤胤
2
江戸時代の国学者
学問は本末を知るが大事でござる。
平田篤胤
2
江戸時代の国学者
豆を噛んで古今の英雄を罵るを以て最も痛快とす
「語録」より
萩生徂徠
2
寛文6年-享保14年の朱子学・古文辞学
凡そ人は三十にして外は壮なるも、中はすでに衰う。試みに寝食の味を思え。すでに二十の時より減ず
「詩集」より
白楽天
1
中国唐の詩人 白居易とも言う
百年の苦楽他人に因る
「太行路」より
白居易
2
中唐の詩人・字は楽天・号は香山・弟に白行簡
歓娯を火急にして、慎んで遅るるなかれ。眼のあたり老病を看れば、悔いゆくとも追い難し
「青春を讃歌する詩」より
白居易
2
中唐の詩人・字は楽天・号は香山・弟に白行簡
どんな真面目な仕事も、遊戯に熱しているときほどには、人を真面目にし得ない。
「新しき欲情」より
都会の生活は非人情であり、
そしてそれ故に、遙かに奥床しい高貴の道徳に適っている。
「虚妄の正義」より
社交の秘訣は、真実を語らないという事ではない。
真実を語る事によってさえも、相手を怒らせないようにする事の技術である。
「港にて」より
生涯を金貨の中に埋もれて、乞食のように死んだ守銭奴の財産ほど、
無限に莫大なものがどこにあろうか
「虚妄の正義」より
すべての家庭人は、人生のはんばをあきらめて居る
「虚妄の正義」より
最も親しき友人というものは、つねに兄弟のように退屈である
「虚妄の正義」より
敵への怒りは、劣弱者が優勢者に対する権力感情の発揚である
「宿命」より
民衆の正義とは、富豪や、資産家や、貴族や、その他の幸福なものに対して、
利己的な嫉妬を感ずることである。
「虚妄の正義」より
崇高な不徳は讃美される。だが卑陋なけちくさい者共は、
どんな事情に於おいても許され得ない。
「虚妄の正義」より
女に於ける嫉妬は愛の高雅な情操によるのでなく、実には猛獣の激情に類するところの、
野蛮の本能によるのである
「虚妄の正義」より
愛は、その愛するものを独占しようと願っている。・・・しかしながら、愛はそれに成功してしまった後では、競争もなく、嫉妬もなく、
退屈で褪め易いものにかわってくる
「虚妄の正義」より
教育は猿を人間にしない。
ただ見かけのうえで、人間によく似た様子をあたえる。
猿が教育されればされるほど、益々滑稽なものに見えてくる。
「虚妄の正義」より
人の年老いていくことを、だれか成長と考えるか。老は成長でもなく退歩でもない。ただ「変化」である
「桃李の道」より
米は米にて用に立ち、豆は豆にて用に立ち申候
「太平策」より
萩生徂徠
2
寛文6年-享保14年の朱子学・古文辞学
人の生涯は、罪を侵しつつ死を前に望む恐怖の生涯である。罪の苦悶と死の恐怖と、この二つは、人が墓までたずさえ行くべき道づれである
「ロマ書の研究」より
金とは、常に受け取る前か、
又はつかった後からの観念である
「百鬼園新装」より
内田百閒
2
大正昭和時代の作家
金持ちがお金がないからないからといって早速貧乏人の仲間入りをしてさ、
いっぱしの貧乏人数面で世間を歩こうというのは心得違いだ
「贋作吾輩は猫である」より
内田百閒
2
大正昭和時代の作家
道徳なんてものは意気地なしで社会に生存できないやつが自分を保護する武器につくったものだ。
「社会百面相」より
内田魯庵
1
明治大正時代の文学者