名言・語録一覧
女性が英雄を好むのは、英雄に服従されようとしているのではない、
英雄を服従しようとしているのだ
「序破急」より
少女の恋は詩なり、年増の恋は哲学なり
「如是閑語」より
初恋は麻疹の如し。何人も一度は免れずして経験し難し
「如是閑語」より
食を絶ちて殺すは野蛮なり、食を滅じて殺すは文明なり。
「如是閑語」より
生きて孤独なるものは不幸なり、死して孤独なるものは実に不幸なり
「如是閑語」より
凡人は既成の社会にできる丈け自己を適合させることを以って自己の天職と考え、
天才は自己に社会を適合させることによってそれを開拓する
「盲目の川」より
長与善郎
2
大正昭和時代の作家
人道主義は正義を目的とする。正義は真の意味での平等、
自由を欲し、不正義に対する真の審判である。
「白樺」より
長与善郎
2
大正昭和時代の作家
今日の現実に立って、その現実がいかにしてつくられてきたのかのみちすじを考えるものである。
「断片」より
津田左右吉
1
明治時代の史学者
駅弁を売るところに大学あり。
「語録」より
大宅壮一
1
昭和時代の評論家
女にも武器があり、いはく涙これなり
「断片」より
大町桂月
2
明治大正時代の詩人
一日に千里の道を行くよりも、十日に千里いくぞ楽しき
「処世訓」より
大町桂月
2
明治大正時代の詩人
富はなせば仁ならず、仁すれば富まず
「玲朧日記」より
沢庵
4
桃山江戸時代の禅僧
人みな各々の得たる所一つあるものなり。その得る所をとりて之を用ちふるときは、則ち人を捨てず
「玲朧日記」より
沢庵
4
桃山江戸時代の禅僧
人はみな我が飢えを知りて人の飢えを知らず。
「玲朧日記」より
沢庵
4
桃山江戸時代の禅僧
万物皆純善にして悪なきなり。
すなわち皆善なり、半ばを過ぎるときは、すなわち善も悪となる。
「玲朧日記」より
沢庵
4
桃山江戸時代の禅僧
学問は満足しようとしない。しかし経験は満足しようとする。これが経験の危険である
「世間通」より
谷川徹三
1
大正昭和時代の哲学者
経験にすがりすぎは危ない - 銘無き石碑
女は嫉妬に大事を漏らす
「義経千本桜」より
竹田出雲
1
江戸時代の浄瑠璃作家
凡ての主義は醜い。
「沼のほとり」より
中勘助
5
大正昭和時代の文学者
宗教家は宗教を、道徳家は道徳を、主義の人は主義を私する。
それでは宗教も道徳も主義も栄えようがない。
「街路樹」より
中勘助
5
大正昭和時代の文学者
古えの聖人はあるいは愛をもって、あるいは知恵をもって衆生を救おうとした。現代の聖人は術語で人を救おうとする
「街路樹」より
中勘助
5
大正昭和時代の文学者
家庭は主人の城壁なり
「東洋自由新聞」より
中江兆民
1
明治時代の思想家
悔は凶より機知に赴く道なり。
「語録」より
家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。子孫に道をおしへずして、子孫の繁昌をもとむるは、あくなくて行くことをねがふにひとし
「翁問答」より
天地の大徳を生といふ、人之を受けて以て孝徳となす
「孝経啓蒙」より
このたから(真理)は天にありては、天の道となり、
地にありては、地のみちとなり、
人にありては、人の道となるものなり。
「翁問答」より