名言・語録一覧
百の悪行に悩まされて自分の罪を感じている悪人よりも、
小善根を積んで己の悪を認めぬ偽善家のほうが仏の愛にはもれている。
「出家とその弟子」より
富もいらぬ、名誉もほしくない、私にはそれよりも楽しい法の悦びがある。
「出家とその弟子」より
生に対する無限の信仰と尊重とを抱いて立つ時自殺は絶対的の罪悪ではあるまいか
「愛と認識との出発」より
生活には懐疑というのが密雲のように幾重にも襲うてくる。
若しくはずっと疑って動かない。それを克服することは容易な業ではない。
併しそれがまた求道の課題なのである。懐疑の課題がないなら、真理の探究はできない。
「絶対的生活」より
富貴なれば他人も合し、貧賤なれば親戚も離る
「断片」より
曹顔遠
1
中国晋の詩人
医の業は習熟に在らざればその妙処は得がたし。
此の故に一人にても多く病者を取扱い、功を積みたる上ならでは、練熟することは成り難しと知れり。
「形影夜話」より
昨日の非は悔恨すべからず。明日、これ念慮すべし。
「語録」より
未だ曾て邪は正に勝たず。
「菅家文章」より
菅原道真
4
平安時代の政治家・学者
こちふかば、にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ
「菅家文章」より
菅原道真
4
平安時代の政治家・学者
聞くことを多くし語ることを少なくし、行うところに力を注ぐべし。
「日記」より
成瀬仁蔵
1
明治時代の教育者
女は己をよろこぶ者のためにかほづくりする
「枕草子」より
世の中に、なほいと心憂きものは、人ににくまれんことこそあるべけれ
「枕草子」より
職業は自然の医者であり、人間の幸福にとりて本質的なものなり。
「有限無限録」より
ほかの善と自らの悪とは、顕微鏡にて之を見よ。そのいかに大いなるかを感ずべし。
ほかの悪と自らの善とは、顕微鏡にて之を見よ。
そのいかに小なるかを感ずべし。
「文集」より
他人を咎めんとする心を咎めよ。
「有限無限録」より
神は土の塵を以って人を創り、生の息をその息をその鼻に吹き入れ給え、人は生霊とならぬ
「創世記」より
聖書外典
3
正典または正経として聖書に入れられなかった経外文書
身体の健康と健全なる状態はすべて金にまさる。
「キリストの知恵三十章十五節」より
聖書外典
3
正典または正経として聖書に入れられなかった経外文書
学識ある人の英知は、閑暇の機会によりてもたらさる。
「キリストの知恵三十八章二十四節」より
聖書外典
3
正典または正経として聖書に入れられなかった経外文書
心の怒りを絶ち、おもての怒りを棄て、
人のたがふを怒らざれ
「十七条憲法」より
聖徳太子
3
飛鳥時代の政治家
凡そ思慮は、平生黙坐生死の際に於いてすべし。
「大西郷遺訓」より
西郷隆盛
4
江戸明治時代の政治家
児孫のために美田を残さず
「大西郷遺訓」より
西郷隆盛
4
江戸明治時代の政治家
人を相手とせず天を相手とせよ。
天を相手として己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざることを尋ぬべし。
「大西郷遺訓」より
西郷隆盛
4
江戸明治時代の政治家
凡そ人たるものは、おのおの己自身を保ちて生活する本とす
「燈影問答」より
西周
2
江戸明治時代の啓蒙思想家
三宝とは何やるやというに、第一に健康、第二に知識、第三に富の三つのものなり
「人世三宝説」より
西周
2
江戸明治時代の啓蒙思想家
花が花の本性を現じたる時最も美なるが如く、
人間が人間の本性を現じたる時は美の頂点に達するものである
「善の研究」より