男たちへ

「第14章 男女不平等のすすめ」

教訓と刺激は、まったくちがう。
教訓は、上の者が下の者に与えるものであり、
刺激は、平等の者か下位の者が、上位者に対する時の、優雅で効果的な武器である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)114p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第13章 おしゃれな男について」

私は、時間がなくて本も読めません、という弁解を、絶対に信じない。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)107p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第13章 おしゃれな男について」

屈折しすぎた精神の持ち主は、誰でもどんなものでも、自分の延長で見てしまう。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)106p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第13章 おしゃれな男について」

女は、真に有益であるかどうかということに、関心をいだかない存在でもある。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)105p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第13章 おしゃれな男について」

おしゃれな人とは、男女を問わず、自己顕示欲の強い人である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)105p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第10章 クロウトの意見」

二十歳の女と六十歳の女では、どうしたって同じものを着るわけにはいかないのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)86p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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「第14章 男女不平等のすすめ」
ナナミーが人伝てで聞いたことによる

男女平等? なぜ優れている私たち女が、
男たちのところまで下がってきて、平等にならなくちゃいけないの?

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)110p
オノ・ヨーコ 2

1933年2月18日生まれ。日本生まれのアメリカの芸術家、音楽家。


    何を言っているんだ?こいつは? - 銘無き石碑

    そんなに優れてるんでしたら、
    男なしで子供を作ってくれませんかね。 - 銘無き石碑

    平等じゃなくていいなら、今のままでいいよ。 - 銘無き石碑

    男女平等って、肉体的精神的構造の優劣のことじゃなくて、社会的地位のことなんだけど。 - 銘無き石碑

    男は女に劣るからと言って、いろんな事をサボっていいはずがない。 - 銘無き石碑
「第12章 人前で泣く男について」

なにひとつ苦労のない人生を、良しとするわけではない。
ただ、人間には、運に恵まれる人と恵まれない人がいる

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)98p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第12章 人前で泣く男について」

できるならば人間、陽の当たる道を進むにこしたことなし

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)98p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第11章 女には何を贈るか」

要するに女には、贈れるものならなんでも贈ったらよいのです。
そうすれば女は、贈られたものに応じて、さまざまに変身してみせまする!

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)94p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第10章 クロウトの意見」

良き趣味の若者なんて、気味が悪い。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)86p
塩野七生 701

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「第8章 装うことの素晴らしさ」

装うとは、
着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。
だからこそ、素晴らしいのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)71p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第8章 装うことの素晴らしさ」

就職の面接にまで学生服着用というのは、アホじゃあるまいし、と私ならば思う。
そして、そういう就職希望者を喜ぶ人事関係者に至っては、
アホな学生よりもよほどアホだと思う。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)63p
塩野七生 701

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「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」

笑いながらも、相手の「世迷言」を真っ向から受けとめるのが、
友情にしても愛情にしても、情愛を感ずる相手に対する「礼儀」ではないだろうか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)63p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」

恋愛は交通事故

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)62p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」

これが自分の世界なのだ、と言えるものを持っている男なんて、
まったくステキではないか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)61p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第6章 再び、嘘の効用について」
口にする=発言

人間というものは、いかに心の中で思っていても、
それを口にするかしないかで、以後の感情の展開はちがってくるものである。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第6章 再び、嘘の効用について」
口にする=発言

心の中で感じているうちは、自分の耳で聴くことはないのに反して、
いったん口にすると、誰よりもまず自分が聴くことになる。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第6章 再び、嘘の効用について」

男は、絶対に、
彼自身の頭脳を通過したことでないかぎり、彼自身の心に定着させない。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第6章 再び、嘘の効用について」
口にして=発言して

どれくらい真実がふくまれているかどうかは、問題ではないのである。
口にして以後、真実がふくまれはじめてくるのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第5章 嘘の効用について」

子供自身に自分の得になるかの判断力がないから、悪の道に踏み込むのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)45p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第5章 嘘の効用について」

常日頃から無邪気にしても巧妙にしても、子供ながらに頭をふりしぼってついた嘘を、
笑って受けとめてくれていたほどの親なら、
子供は、大切な時には、意外と真実を語るものなのである。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)45p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第5章 嘘の効用について」

女の人には誰にでも、本当のことを言うことはないのよ。
女の人はみな、自分自身の本当の状態を知らないほどバカではないの。
だから、わざわざ男のあなたが、本当のことをわからせてあげることはないのです。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)44p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第5章 嘘の効用について」

子供は大人がやってはいけないと言うことだけをやるために、
この世に生まれてきた存在である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)43p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第5章 嘘の効用について」

嘘をついたという理由だけで叱るようでは、
子供の頭脳の正常な発達を阻害するだけであろう。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)43p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア