男たちへ
だれも知らない。が、見ればそれとわかるのがスタイルだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)300p
タキ
1
大富豪の家に生まれ、若いころから欧米の社交界に精通している異色のコラムニスト
「第38章 仕事は生きがい、子供は命、男は?」
生まれてくる前に母親を選べるとすれば、多くの子は専業主婦の母親を選ぶにちがいない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)297p
「第38章 仕事は生きがい、子供は命、男は?」
なにもかも事情に通じている者の忠告や助言は、ほんとうのところは実に有効なのだが、
それが有効であるだけになお、与えられる側は悲鳴をあげるにきまっている。
嘘だと思ったら、一度試してみたらよい。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)294p
「第37章 銀器をめぐるお話」
美しいモノを愉しむには、
何にしたって手入れの手間を惜しんでいるようではそれを享受する資格がない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)286p
「第37章 銀器をめぐるお話」
宝石とか毛皮とか、金や銀の製品を買うのは、信用も同時に買うもので、
その場合、小額の値引きをさせるよりも、友好関係を樹立したほうがよい。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)286p
「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」
弁護士というのは、火のないところにも煙を出す人種ですからね
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)281p
「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」
相手を化かすことを断念したほうが、恋愛の真の勝利者になれるのではないだろうか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)280p
「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」
男女の仲も、所詮は、
お互いの感性が呼応しあうところにホンモノが生まれるのだから。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)279p
「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」
一人の女を心から愛することも、立派な人生の一つの型である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)275p
「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」
「君臨代」は、国民の税金から出ているのが、二十世紀なのだ。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)275p
「第35章 『風と共に去りぬ』に見る男の形」
自分のことを面白がっているだけの男を、誰が愛せよう。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)272p
「第33章 不幸な男(その三)」
週末だけの幸福も、立派な幸福である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)256p
「第33章 不幸な男(その三)」
三十代の男は、相手次第で、
二十代にもどったり、四十代のような成熟さを示したりするものである
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)254p
「第32章 不幸な男(その二)」
国際政治の分析も、男女関係の分析をすることでやれると思う
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)244p
永井陽之助
1
1924年9月9日 - 2008年12月30日 日本の政治学者。
「第31章 不幸な男(その一)」
不幸せな女は、百メートル先からでもわかる
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)235p
「第30章 食べ方について」
とある小説の一行
とある小説の一行
食卓につくときは、さあ食べるぞ、と意気ごんでいる女のほうが好きだな。
メニューを調べながら、地雷原を歩くようにびくびくしている女はごめんだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)233p
「第30章 食べ方について」
食事の仕方に、客観的で絶対の基準は存在しないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)232p
「第30章 食べ方について」
食事の仕方くらい、その人の子供の頃の家庭を想像させるものはない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)230p
「第30章 食べ方について」
テーブルマナーを守りすぎたアラン・ドロンについて
テーブルマナーを守りすぎたアラン・ドロンについて
犬のまねを懸命にする狼は、犬でもなければ狼でもない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)230p
「第29章 嫉妬と羨望」
関連名言 塩野七生 嫉妬は‥(sekihi.net)
関連名言 塩野七生 嫉妬は‥(sekihi.net)
犠牲者とは、犠牲になる気は毛頭なかったにもかかわらず、
その感情をあまりにも強くもってしまったので、
われとわが身を滅ぼす結果に終わった人という意味である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)221p
嫉妬は、本質的に、失うかもしれないという恐怖から生ずるものであり、
羨望は、得たいと内心では思っていたものが得られそうもなく、
それで、それを実際に得ている者に対していだく感情だ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)221p
「第29章 嫉妬と羨望」
類似名言 はじめて見る‥(sekihi.net)
類似名言 はじめて見る‥(sekihi.net)
映画とは、他の芸術作品、文学、美術、その他モロモロの芸術作品と同じで、
言葉で一万言を費やして批評したところで無駄なのだ。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)220p
「第28章 インテリ男はなぜセクシーでないか」
わたしたち女は、男を尊敬したくてウズウズしているのである。
男たちよ、その期待を裏切らないでください。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)218p
「第28章 インテリ男はなぜセクシーでないか」
灰色だろうがクロだろうが、権力者を利用するのならばかまわない。
だが、
利用されて自己満足しているのは、ただ単に、見苦しい振舞いにすぎないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)218p
「第27章 女とハンドバッグ」
女にとってのハンドバッグは、女の心の、そして肉体の一部なのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)205p
タキ『ハイ・ライフ』(amazon.co.jp)「スタイルとはなにか」より