男たちへ
(中略)
ダイエットしたあげくに不機嫌になられるより、
肥っていて上機嫌のほうがずっといい。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)420p
「第30章 食べ方について」
とある小説の一行
とある小説の一行
食卓につくときは、さあ食べるぞ、と意気ごんでいる女のほうが好きだな。
メニューを調べながら、地雷原を歩くようにびくびくしている女はごめんだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)233p
「第30章 食べ方について」
食事の仕方に、客観的で絶対の基準は存在しないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)232p
「第30章 食べ方について」
食事の仕方くらい、その人の子供の頃の家庭を想像させるものはない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)230p
「第17章 殺し文句についての考察」
願望とは、それを口にした瞬間は、口にした者にとっては、これ以上とない真実なのだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)136p
「第21章 男の色気について(その二)」
顔だちは美男だが、動きを知らない男は、
所詮、われわれ女の血を騒がせることはできないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)164p
「第47章 外国語を話すこと、など」
道具とは、同じ道具さえ得られれば、結果を決めるのは、その使い方でしかない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)367p
「第3章 古き皮袋に新しき酒を」
遊びは、ヴァリエーションを愉しめるところにしか存在しない。
つまり、選択の自由が愉しめるところにしか、存在しないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)34p
「第33章 不幸な男(その三)」
週末だけの幸福も、立派な幸福である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)256p
「第11章 女には何を贈るか」
要するに女には、贈れるものならなんでも贈ったらよいのです。
そうすれば女は、贈られたものに応じて、さまざまに変身してみせまする!
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)94p
「第8章 装うことの素晴らしさ」
装うとは、
着る人間がどのような個性を生きたいかで、決まるものだと私は信じている。
だからこそ、素晴らしいのだ。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)71p
「第2章 イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻」
衣装とは、洋の東西を問わず、装うものであって装われるものではない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)26p
「第19章 オール若者に告ぐ」
フェッリーニ(塩野表記)
フェッリーニ(塩野表記)
若者? ボクが若い世代になぜ関心がないかって?
決まってるじゃない、ボクは、ボクなりの青春を充分に生きたんです。
だから、それを過ぎた今でも今なりの生き方を充分に生きたいと思うので、
他人の青春なんかかまっている暇はないんです
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)148p
フェデリコ・フェリーニ
2
イタリア・リミニ生まれの映画監督、脚本家。「映像の魔術師」の異名を持つ。 -ウィキペディア
「第19章 オール若者に告ぐ」
若者に必要なのは、ほんとうの「オトナ」と、
反対に理解の顔をしたがるつまらないオトナを、判別する能力である。
「若者」の味方ぶるオトナは、
断固無視が、彼らにふさわしい唯一の評価なのだから。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)148p
「第19章 オール若者に告ぐ」
若者たちよ、男女を問わず、真の意味でラディカルになってほしいのです。
われわれ「オトナ」も、強力な敵を、心底では待ち望んでいるのだから。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)152p
「第41章 男と女の関係」
イタリアの女友達(あらゆる意味で独立したキャリア・ウーマン)
イタリアの女友達(あらゆる意味で独立したキャリア・ウーマン)
花園は、蜂がとんでいなくては花園ではないのよ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)321p
「第10章 クロウトの意見」
良き趣味の若者なんて、気味が悪い。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)86p
「第3章 古き皮袋に新しき酒を」
自由を制限されたところに真の自由が最もよく発揮される
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)31p
「第35章 『風と共に去りぬ』に見る男の形」
自分のことを面白がっているだけの男を、誰が愛せよう。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)272p
「第52章 イタリアの職人たち」
職人は、手と、ファンタジアだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)399p
グッドモーニング・バビロン
1
イタリア映画界の名匠パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟が、 ハリウッド創生...
「第37章 銀器をめぐるお話」
美しいモノを愉しむには、
何にしたって手入れの手間を惜しんでいるようではそれを享受する資格がない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)286p
「第17章 殺し文句についての考察」
結婚していることの唯一の利点は、
結婚というものをあらためてしなくてすむという点である
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)134p
「第17章 殺し文句についての考察」
結婚が、女が一番喜ぶエサ、であるのも事実なのだから仕方がない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)134p
「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」
笑いながらも、相手の「世迷言」を真っ向から受けとめるのが、
友情にしても愛情にしても、情愛を感ずる相手に対する「礼儀」ではないだろうか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)63p
「第13章 おしゃれな男について」
私は、時間がなくて本も読めません、という弁解を、絶対に信じない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)107p
前名言 塩野七生 半分は‥(sekihi.net)
ナナミー:髪は薄いし、お腹も出てしまって、みっともないと思うけど、それは気にならないの?