男たちへ

「第36章 ウィンザー公夫人の宝石」

「君臨代」は、国民の税金から出ているのが、二十世紀なのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)275p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第17章 殺し文句についての考察」

「殺し文句」とは、剣を使わずに相手を殺す方法であり、平和的な殺人手段である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)132p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第3章 古き皮袋に新しき酒を」

「真剣」にジーパンをはいている男など、
「真剣」に背広を着ている男とまったく同じに、こっけいそのものではないか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)34p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第19章 オール若者に告ぐ」

「若者」たるもの、「オトナ」が自分たちをわかり理解してくれるなどということを
絶対に期待してはいけない。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)147p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第2章 イタリア男、イギリス男に圧倒されるの巻」

「遊び」だって、伝統を背にしているという自信があるから、大胆にやれるのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)26p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第1章 頭の良い男について」

「頭の良い男」とは、なにごとも自らの頭で考え、それにもとづいて判断をくだし、
ために偏見にとらわれず、
なにかの主義主張にこり固まった人々に比べて柔軟性に富み、
それでいて鋭く深い洞察力を持つ男、ということになる。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)14p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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「自殺の復権について」
おそらくシェンキェヴィッチ『クォヴァディス』(amazon.co.jp)からのエピソードより

あなたの言うことは、おそらく、正しいことなのでしょう。
しかし、わたしのことならば、放っておいてください。なぜならば、
わたしは、必要あると思ったときは、自ら毒杯をあおることができますから

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)358p
ペトロニウス 2

ローマの貴族。ソフィスティケートな教養人。

「第13章 おしゃれな男について」

おしゃれな人とは、男女を問わず、自己顕示欲の強い人である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)105p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第23章 マザコン礼讃」
部下の一人について

この男は、何千と母非難の手紙がこようとも、
母の流す一粒の涙にかなわないということを知らないのだ

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)178p
アレクサンダー大王 3

アレクサンドロス3世・古代マケドニア王(紀元前356年- 紀元前323年)


    母が子供を愛していようと、母の考えが愚かな場合だってある。母親だって未熟なのだ。子供が母を越えて成熟すればいいのだが。 - 銘無き石碑
「第4章 再び、皮袋に新しき酒を」
1960年代のローマにて

この街を行く日本の殿方たちは、いずれもチャコール・グレイ
(当時の日本では猫もしゃくしもこの色を着ていた)の背広に白いワイシャツ姿。
これではまるで、ドブネズミの一群が行くのと変わりません。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)37p
塩野七生 701

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「第7章 「同じ言語」で語りあえることの尊さについて」

これが自分の世界なのだ、と言えるものを持っている男なんて、
まったくステキではないか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)61p
塩野七生 701

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「第48章 外国人と上手くケンカする法、教えます」

だが、しかし、と言って後、ケンカははじまるのである。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)373p
塩野七生 701

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「第50章 肉体讃歌」

だれが、古代ギリシアの彫像に、背広を着せたがるものか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)390p
塩野七生 701

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「第39章 スタイルの有無について」
タキ『ハイ・ライフ』(amazon.co.jp)「スタイルとはなにか」より

だれも知らない。が、見ればそれとわかるのがスタイルだ

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)300p
タキ 1

大富豪の家に生まれ、若いころから欧米の社交界に精通している異色のコラムニスト

「第12章 人前で泣く男について」

できるならば人間、陽の当たる道を進むにこしたことなし

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)98p
塩野七生 701

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「第42章 働きバチなる概念について」

ときにはケンカしたっていいのだ。ただし、ケンカは巧みにする必要はある。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)327p
塩野七生 701

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「第49章 あなたはパトロンになれますか?」

どのように使われるかを心配するようでは、与えることにはならないのである。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)379p
塩野七生 701

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「第6章 再び、嘘の効用について」
口にして=発言して

どれくらい真実がふくまれているかどうかは、問題ではないのである。
口にして以後、真実がふくまれはじめてくるのだ。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)54p
塩野七生 701

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「第50章 肉体讃歌」

どんなに誉めようと、それが肉体についてならば心配なことはないのよ。
なんて暖かい人柄の男、なんて言い出したら心配だけど

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)386p
塩野七生 701

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「第40章 セクシーでない男についての考察」

なにかを怖れる気持ちがなければ、
いかに自信のある男でも、精巧なコンピュータつきのロボットでしかない。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)311p
塩野七生 701

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「第12章 人前で泣く男について」

なにひとつ苦労のない人生を、良しとするわけではない。
ただ、人間には、運に恵まれる人と恵まれない人がいる

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)98p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第38章 仕事は生きがい、子供は命、男は?」

なにもかも事情に通じている者の忠告や助言は、ほんとうのところは実に有効なのだが、
それが有効であるだけになお、与えられる側は悲鳴をあげるにきまっている。
嘘だと思ったら、一度試してみたらよい。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)294p
塩野七生 701

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「第15章 ひげの種々相について」

ほんとうの女は、化粧する時、
親が与えてくれた造作だけでは、自分の内部を表現するのに不十分と思い、
そのただ不十分なところを、化粧によっておぎなう気持ちで鏡に向かうのである。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)122p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第23章 マザコン礼讃」

もしも息子の できが大変に良かったら、
タネは、神とか精霊とか言ってしましていればよいので、
そのタネを育てるのは、絶対に母親の権利である。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)180p
塩野七生 701

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「第28章 インテリ男はなぜセクシーでないか」

わたしたち女は、男を尊敬したくてウズウズしているのである。
男たちよ、その期待を裏切らないでください。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)218p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    最も、期待されてない生き物 - わたしたち女