「第1章 頭の良い男について」
「頭の良い男」とは、なにごとも自らの頭で考え、それにもとづいて判断をくだし、
ために偏見にとらわれず、
なにかの主義主張にこり固まった人々に比べて柔軟性に富み、
それでいて鋭く深い洞察力を持つ男、ということになる。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)14p
塩野七生