スーツ
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「第50章 肉体讃歌」
だれが、古代ギリシアの彫像に、背広を着せたがるものか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)390p
「第4章 再び、皮袋に新しき酒を」
1960年代のローマにて
1960年代のローマにて
この街を行く日本の殿方たちは、いずれもチャコール・グレイ
(当時の日本では猫もしゃくしもこの色を着ていた)の背広に白いワイシャツ姿。
これではまるで、ドブネズミの一群が行くのと変わりません。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)37p
「第3章 古き皮袋に新しき酒を」
「真剣」にジーパンをはいている男など、
「真剣」に背広を着ている男とまったく同じに、こっけいそのものではないか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)34p