オセロ
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陰謀に乗せられつつあるキャシオーが、あるとき「体面をなくした」と騒いだ際
体面などというやつは、およそ取るにたらぬ、うわつらだけの被せものに過ぎない。
それだけの値打ちがなくても、手に入るときは入るし、
身に覚えがなくとも、失うときには失うようにできているのだ
『オセロ』
イアーゴー
2
オセロを嫌っている旗手。
その娘から目をはなすなよ、ムーア。父親を裏切った娘だ、お前も裏切るぞ
『オセロ』
ブラバンショー
1
デズデモーナの父
お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というやつに。
そいつは緑色の目をした怪獣で、とりついた人間の心を弄ぶんです。
寝取られ亭主も、穏やかに暮らせるでしょう、運命と思って、不実な妻への愛をたちきれれば。
『オセロ』
イアーゴー
2
オセロを嫌っている旗手。
デズデモーナ:ご主人様って、誰のこと?
エミリア:奥様のご主人様のことですわよ。
エミリア:奥様のご主人様のことですわよ。
あたしには主人はいないわ。
『オセロ』
デズデモーナ
1
名前はギリシア語で「不運な」の意味。ヴェニスの元老院議員ブラバンショーの娘で、主...
眠るデズデモーナを前にして、彼女の永遠の眠りにつけようとするとき
いのちの火、大自然のの創造になるこの上なく美しい光よ、おまえはいったん消してしまえば、
ふたたびともすことのできるあのプロメシューズの火を捜すあてもない
『オセロ』より。
オセロ
2
ヴェニスの軍人でムーア人。王族の血をひく。
きらめく剣を鞘におさめろ、夜露で錆びるぞ
『オセロ』一幕二場より。
オセロ
2
ヴェニスの軍人でムーア人。王族の血をひく。
嫉妬は、本質的に、失うかもしれないという恐怖から生ずるものであり、
羨望は、得たいと内心では思っていたものが得られそうもなく、
それで、それを実際に得ている者に対していだく感情だ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)221p