「第5章 嘘の効用について」
女の人には誰にでも、本当のことを言うことはないのよ。
女の人はみな、自分自身の本当の状態を知らないほどバカではないの。
だから、わざわざ男のあなたが、本当のことをわからせてあげることはないのです。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)44p
塩野七生