名言・語録一覧

公共心とは、
いったん失われてしまった後では、取り戻させるのは実に難事なのである。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)139p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

公共心も、個人が、自分の利害と自分が属す共同体の利害は連動する、
と思えた場合に発揮されるものではないか

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)114p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

人間社会とは、活力が劣化するにつれて閉鎖的になっていくものでもある。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)98p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

実験を持たない権威は、真の権威にはなりえない。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)90p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

心酔者とは、有用でもあるが困った存在でもある。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)90p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

支配の政略としては最も下手(まず)いやり方である。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)86p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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人間とは、軍事力で敗れたから屈服せざるをえなかった、とはわかっていても、
覇者にとっても自分たちが必要だとなれば、
覇権下に置かれていることへの抵抗感も薄らいでくるものである。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)85p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

しばしば女子供のほうが、大の男よりも残酷に振舞うものなのだ。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)50p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

嫉妬とは、自分よりも優越している者に対して憎しみの心をいだくこと

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)41p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    嫉妬したなら、相手を越えられる。 - 銘無き石碑

はっきりしない状態でも行動せざるをえない場合に起こりがちなのは、
双方ともの誤解であるのだ

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)25p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

結婚式が行われた小ぶりの礼拝堂の、祭壇に向って右側の壁に描かれていた文字
ナナミーは、キリストをローマ人(ROMANUS)に入れ替えた。

CHRISTUS VINCUT  キリストが勝利し、
CHRISTUS REGNAT  キリストが君臨し、
CRISTUS IMPERAT  キリストが統治する

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)16p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

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復讐は正義ではない。
犯罪で正義はなし得ない

ホレイショ・ケイン 5

アメリカのドラマ CSI:マイアミの登場人物

死して、大帝にお詫びを…

『宇宙戦艦ヤマト2』
第21話「壮烈・土方艦長の死」

世界の強盗(ローマ人)はすべてを荒して陸地を去り、もう海を探している。
敵が金持ちのばあい、ローマ人は貪欲であり、
敵が貧しいばあい、ローマ人は野心的となる。
全人類で彼らだけが、自分の富と世界の貧窮を、同じ熱情で欲している。
略奪し、殺戮し、強盗することを彼らは支配という偽りの名で呼び、
人住まぬ荒野を作ると、そこを彼らは平和と名づける。

タキトゥス『アグリコラ伝』
(弓削達『ローマはなぜ滅んだか』)講談社現代新書)198頁
コルネリウス・タキトゥス 13

帝政期ローマの政治家、歴史家。個人名はプブリウス(Publius)ともガイウス(...-ウィキペディア

日本では、医・工・自然科学分野の学部を除けば、
学生が大学の四年間どんな勉強をしたかということは、ほとんど問題にされない。
法学部、経済学部、商学部では、
もっぱらそれぞれの分野で管理行政的側面から、
学者がどう言っているかを教えるだけに終始し、
単に『システム』のより高い位置に参入するために好まれる学部でしかない。

カレル・ヴァン・ウォルフレン 43

オランダ・ロッテルダム出身のジャーナリスト、政治学者。現在はアムステルダム大学比...-ウィキペディア

1人の若者が殺人を犯したとします。そのときあなたは、「最近の若者はみんな殺人を犯す可能性があるから死刑にしろ!」なんて思いますか?思わないでしょう?
原発も同じですよ

結婚式というものは、
花婿か花嫁のどちらとも近しい関係にない者にとっては特別な感慨はない。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)16p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

力量はありながら
それを活かすことを知らない時代に生まれてきてしまった人に対しては、
高所に立って批判することよりも、こうこうでした、と物語るしかないのである。
そしてこれが、私が歴史上の人物に対するときの、姿勢(スタイル)になって久しい。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

亡国の悲劇とは、
活用されずに死ぬしかなかった多くの人材の悲劇、と言ってもよいと思う。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア


    一理あるかもしれない。 - 銘無き石碑

人材は、興隆期にだけ現れるのではない。衰退期にも現れる。
しかもその人材の質は、興隆期には優れ衰退期には劣るわけではないのだ。
興隆期と衰退期の人材面での唯一のちがいは、興隆期には活用されたのに
衰退期に入ると活用されない、ということだけである。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

亡国の悲劇とは、人材の欠乏から来るのではなく、
人材を活用するメカニズムが機能しなくなるがゆえに起る悲劇、ということである。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第54章 腹が出てきてはもうおしまいか」
前名言 塩野七生 半分は‥(sekihi.net)
ナナミー:髪は薄いし、お腹も出てしまって、みっともないと思うけど、それは気にならないの?

(中略)
ダイエットしたあげくに不機嫌になられるより、
肥っていて上機嫌のほうがずっといい。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)420p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第54章 腹が出てきてはもうおしまいか」
ナナミーJr.(男,当時14歳)が、ショーン・コネリーを評して

半分は信用できるけど、あとの半分は信用できないという点がいい。
百パーセント信用できるなんていうタイプよりも、
五分五分ってところが緊張関係があっていいし、
父親にしたとしても、男の子にとってはこのほうが、理想的だと思う

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)420p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア

「第52章 イタリアの職人たち」

職人は、手と、ファンタジアだ

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)399p
グッドモーニング・バビロン 1

イタリア映画界の名匠パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟が、 ハリウッド創生...

「第50章 肉体讃歌」

だれが、古代ギリシアの彫像に、背広を着せたがるものか。

塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)390p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア