名言・語録一覧
自らの才を誇らず 真の古の兵法に従うのみ
守るには静をもってし
兵を発するは動を旨とす 兵のいまだ出ざる時は山のごとく
兵を一旦動かさば江河のごとく 変化すること天地のごとく 号令を出すは雷のごとく
そして賞罰は朝昼暮夜 常に行いまする
横山光輝『項羽と劉邦 5 大元帥誕生』(潮出版社,2001)197p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「大器の片りん」
韓信
大将は五才十過をもって判じなければならない
五才を備えてはじめて大将と言え、十過のうちひとつでもあれば大将の資格はない
韓信
大将は五才十過をもって判じなければならない
五才を備えてはじめて大将と言え、十過のうちひとつでもあれば大将の資格はない
『五才』
「智」とは乱れぬこと
「仁」とはよく人を愛すること
「義」とは期待を裏切らぬこと
「勇」とは罪を犯さぬこと
「忠」とはふた心を持たぬこと
『十過』
勇があって死を軽んじる者
急いで心落ちつかぬ者
利を求めてむさぶる者
仁あって人を殺させぬ者
智あって恐れを知らぬ者
信あって誰も信じてしまう者
清廉にして人を許せぬ者
計あって油断する者
意志強きゆえに何事も自分でことを成す者
怠け者であるゆえに人に任す者
横山光輝『項羽と劉邦 5 大元帥誕生』(潮出版社,2001)196p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「宝剣」
張良
張良
韓信:では本当に ただでくれるというのか
いえ ただで買っていただくのです
横山光輝『項羽と劉邦 5 大元帥誕生』(潮出版社,2001)75p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「虎口脱出」
人民が味方につくほど心強いものはございませぬ
横山光輝『項羽と劉邦 4 鴻門の会』(潮出版社,2001)329p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「虎口脱出」
陳平
陳平
天に二つの太陽はなく 民に二王なし
横山光輝『項羽と劉邦 4 鴻門の会』(潮出版社,2001)313p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「楚覇王」
范増
范増
天下一日として君なかるべからず
横山光輝『項羽と劉邦 4鴻門の会』(潮出版社,2001)209p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「重宝を砕く」
范増
范増
はっきりと害するなら防ぐこともできまする
しかし知らぬうちに害を被るのが一番恐ろしいのでございます
その被害ははかりしれぬものとなりまする
横山光輝『項羽と劉邦 4 鴻門の会』(潮出版社,2001)183p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
「重宝を砕く」
張良
張良
天下を得るもとは徳にございます 決して宝ではございませぬ
横山光輝『項羽と劉邦 4 鴻門の会』(潮出版社,2001)175p
項羽と劉邦 (横山光輝の漫画)
50
横山光輝による歴史漫画である。1987年から1992年まで「コミックトム」(潮出...-ウィキペディア
『ローマ人の物語』シリーズの最後の言葉
書物とは、著者が書き、出版社が本にし、
それを読者が読むことで初めて成り立つ媒体だが、
この三者をつなぐ一本の赤い糸が、「想いを共有する」ことにあるのだから。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)224p
人間的なしがらみが薄いと、なぜか人間は私腹を肥やすことに熱中するようになる。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)138p
それ(苦)を国民に求めねばならない為政者に必要な資質は、
「苦」を「楽」と言いくるめることではなく、
「苦」は苦でも、喜んでそれをする気持にさせることである。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)80p
文盲の東ゴート族が、文章を書けるローマ人を重用せずにはいられなかったことを受けて
ときには歴史は、微苦笑するしかないつまらないことによって動く
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)72p
自分自身に自信が持てなくなった人はしばしば、
ちがいをことさら強調することによって自信をとりもどせた気になる
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)16p
歴史には、進化する時代があれば退歩するもある。
そのすべてに付き合う覚悟がなければ、歴史を味わうことにはならないのではないか。
そして、「味わう」ことなしに、
ほんとうの意味での「教訓を得る」こともできないと信じている。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)9p
時代が進めば人間も進化するとはかぎらない
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)9p
一国の最高権力者がしばしば変わるのは、
痛みに耐えかねるあまりに寝床で身体の向きを始終変える病人に似ている。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)168p
小心者だからこそ、かえってキレやすい。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)146p
情報とは、何かを感じたということが端緒になり、
磁石でもあるかのようにそこに集まってくる性質をもつ。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)97p
人間は、誰かを頼ることに慣れると、もはや自力では立てなくなる。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)83p
特権を有する人々が閉鎖的になるのは、人間性の宿命でもある。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)38p
帝国は、
傘下に置いた諸民族を支配するだけの軍事力をもつから帝国になるのではない。
傘下にある人々を防衛する責務を果すからこそ、
人々は帝国の支配を受け入れるのである。
塩野七生 『ローマ人の物語42 ローマ世界の終焉 [中]』(新潮文庫,2011)15p
互いに本音は出さずに建前だけで相対する人間関係は、
問題は収拾できてもしこりを残さずにはすまない。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)210p
人間とはしばしば、見たくないと思っている現実を突きつけてくる人を、
突きつけたというだけで憎むようになる。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)201p
人間とは、危険を知るや味方のいる方角に逃げるものなのだ。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)173p
人間の多くは、安心できてこそやる気を起こすものなのだ。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)154p
韓信
蕭何:貴殿がもし大将となられたら どのようにふるまわれます