守銭奴
- 全3件を表示
人間的なしがらみが薄いと、なぜか人間は私腹を肥やすことに熱中するようになる。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)138p
守銭奴の葬式は盛大である。
お金を崇めず侮らず。
金は生きているうちに使え。
金は生きているうちに使え。
人間、本当に生きようと思って、
実際にその生きることに情熱を感じて仕事をしていれば、
金というものは付随的についてくるものです。
金をもうけることを目的としている守銭奴、ないしは利殖家、
そういうものは別として、普通の最大多数の人間の生活では、
金は従属的なものであって、主体性はないものである。
「山本周五郎全集」より