歴史には、進化する時代があれば退歩するもある。
そのすべてに付き合う覚悟がなければ、歴史を味わうことにはならないのではないか。
そして、「味わう」ことなしに、
ほんとうの意味での「教訓を得る」こともできないと信じている。
塩野七生 『ローマ人の物語43 ローマ世界の終焉 [下]』(新潮文庫,2011)9p
塩野七生