名言・語録一覧
「第50章 肉体讃歌」
どんなに誉めようと、それが肉体についてならば心配なことはないのよ。
なんて暖かい人柄の男、なんて言い出したら心配だけど
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)386p
「第49章 あなたはパトロンになれますか?」
文化というものは、なんとなくぼんやりしたところに、
すばらしいものが創り出される余地がかくれているのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)382p
「第49章 あなたはパトロンになれますか?」
文化は個人が創り出す、と私はかたく信じている。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)380p
「第49章 あなたはパトロンになれますか?」
どのように使われるかを心配するようでは、与えることにはならないのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)379p
「第48章 外国人と上手くケンカする法、教えます」
食物ではなにが好きか?
食物ではなにが好きか?
人間さ。人を喰うのが好きなんでね
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)375p
吉田茂
4
1878年(明治11年)9月22日 - 1967年(昭和42年)10月20日 日...
「第48章 外国人と上手くケンカする法、教えます」
だが、しかし、と言って後、ケンカははじまるのである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)373p
「第47章 外国語を話すこと、など」
道具とは、同じ道具さえ得られれば、結果を決めるのは、その使い方でしかない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)367p
「第47章 外国語を話すこと、など」
外国語を話せることを自慢するような人は、救いようもないバカである。
だが、外国語を話せることを軽蔑する人もまた、同じくらいバカである。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)362p
「自殺の復権について」
おそらくシェンキェヴィッチ『クォヴァディス』(amazon.co.jp)からのエピソードより
おそらくシェンキェヴィッチ『クォヴァディス』(amazon.co.jp)からのエピソードより
あなたの言うことは、おそらく、正しいことなのでしょう。
しかし、わたしのことならば、放っておいてください。なぜならば、
わたしは、必要あると思ったときは、自ら毒杯をあおることができますから
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)358p
ペトロニウス
2
ローマの貴族。ソフィスティケートな教養人。
「第44章 成功する男について」
成功する者の条件のうちでも欠くことのできない一つは、
どれだけの人を周囲に集められるか、ではないだろうか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)343p
「第44章 成功する男について」
黒澤明『羅生門』(ja.wikipedia.org)終盤の台詞
「真実とは、所詮、その人が真実と思いたいものにすぎないのではないか」を応用して
類似名言 ユリウス・カエサル 人間なら‥(sekihi.net)
黒澤明『羅生門』(ja.wikipedia.org)終盤の台詞
「真実とは、所詮、その人が真実と思いたいものにすぎないのではないか」を応用して
類似名言 ユリウス・カエサル 人間なら‥(sekihi.net)
人生の暗黒面にばかり眼がいく人は、
人生というものを暗く思いたいからにすぎない、と言えないであろうか。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)340p
「第44章 成功する男について」
灯には、常に虫が群れるものである。
灯の近くでは死んじゃう宿命しかないと知っていながら、なお群れつづけるのだから、
明るさとは、抗しがたい魅力であるのかもしれない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)339p
「第43章 男が上手に年をとるために」
手軽は、上手に年をとるには、あらゆることの敵である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)336p
「第43章 男が上手に年をとるために」
優しい若者を、私は若者だと思わない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)334p
「第43章 男が上手に年をとるために」
不倫とか愛人関係とか、
昨今バーゲン・セールもよいところという感じでウンヌンされているようなものは、
私にはまったく興味がない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)333p
「第43章 男が上手に年をとるために」
抜粋
抜粋
戦術一。まず、自分の年齢を、いつも頭の中に刻みこんでおくこと。
戦術二。そして、自分の年齢と、共存共栄の方法を考え、実行する。
戦術三。強いて、若つくりをしないこと。
戦術四。居直ること。つまり、自然体であること。
戦術五。一ヶ所、どこかに派手な色を使うこと。
戦術六。恋をすること。
戦術七。優しくあること。
戦術八。清潔であること。
戦術九。疲労を見せるのを、恐れないこと。
戦術十。夜の営みは、九十歳になっても可能だと思うこと。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)330~336p
「第42章 働きバチなる概念について」
ときにはケンカしたっていいのだ。ただし、ケンカは巧みにする必要はある。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)327p
「第41章 男と女の関係」
イタリアの女友達(あらゆる意味で独立したキャリア・ウーマン)
イタリアの女友達(あらゆる意味で独立したキャリア・ウーマン)
花園は、蜂がとんでいなくては花園ではないのよ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)321p
「第40章 セクシーでない男についての考察」
なにかを怖れる気持ちがなければ、
いかに自信のある男でも、精巧なコンピュータつきのロボットでしかない。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)311p
「第39章 スタイルの有無について」
男であろうと女であろうと、
だれもがファースト・ネームで呼び合う社会を私は信用しない。
そういうなれなれしい人間に限って、暗い廊下で人を撃ったりする
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)302p
「第39章 スタイルの有無について」
関連名言 タキ だれも知ら‥(sekihi.net)
関連名言 タキ だれも知ら‥(sekihi.net)
スタイルとは、見せかけの反対である。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)302p
「頑張った」って、限界超えてなきゃいえないでしょ。
密岡稜大
1
静岡県出身。PIC委員長。
「第39章 スタイルの有無について」
タキ『ハイ・ライフ』(amazon.co.jp)「スタイルとはなにか」より
タキ『ハイ・ライフ』(amazon.co.jp)「スタイルとはなにか」より
だれも知らない。が、見ればそれとわかるのがスタイルだ
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)300p
タキ
1
大富豪の家に生まれ、若いころから欧米の社交界に精通している異色のコラムニスト
「第38章 仕事は生きがい、子供は命、男は?」
生まれてくる前に母親を選べるとすれば、多くの子は専業主婦の母親を選ぶにちがいない
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)297p
「第38章 仕事は生きがい、子供は命、男は?」
なにもかも事情に通じている者の忠告や助言は、ほんとうのところは実に有効なのだが、
それが有効であるだけになお、与えられる側は悲鳴をあげるにきまっている。
嘘だと思ったら、一度試してみたらよい。
塩野七生 『男たちへ』(文春文庫,1993)294p