粛々と

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力量はありながら
それを活かすことを知らない時代に生まれてきてしまった人に対しては、
高所に立って批判することよりも、こうこうでした、と物語るしかないのである。
そしてこれが、私が歴史上の人物に対するときの、姿勢(スタイル)になって久しい。

塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
塩野七生 701

日本の歴史作家(プロの学術研究者ではなく「小説家」)である。名前の「七生」は、7...-ウィキペディア