抜擢
- 全3件を表示
エメラルド色の海
危険な仕事というものは、才能を示す機会にも恵まれるものだ。
塩野七生『愛の年代記』(新潮社,1978)81p
亡国の悲劇とは、
活用されずに死ぬしかなかった多くの人材の悲劇、と言ってもよいと思う。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p
人材は、興隆期にだけ現れるのではない。衰退期にも現れる。
しかもその人材の質は、興隆期には優れ衰退期には劣るわけではないのだ。
興隆期と衰退期の人材面での唯一のちがいは、興隆期には活用されたのに
衰退期に入ると活用されない、ということだけである。
塩野七生 『ローマ人の物語41 ローマ世界の終焉 [上]』(新潮文庫,2011)10p