名言・語録一覧
武士が判決が出る前にもらした言葉
主の仇を討ちたる者に死を賜はらば、明日に事あるとも、誰か主のために命を落とさんや
赤穂浪士
1
元禄15年12月14日(1703年1月30日)深夜に旧主浅野長矩の仇である高家吉...
コーヒーと砂糖がヨーロッパ人の幸福にとって不可欠か否かは知らない。
しかし、この二つの生産物が世界の広大な地域に不幸をもたらしたことだけは確実。
すなわち、アメリカでは、
これらの植物を栽培する土地を求めて、人びとを追い払われ、
アフリカでは、
それらの栽培にあたるべき労働力を求めて、人びとが連行されたのである。
『甘さと権力―砂糖が語る近代史』(平凡社,1988)より。
シドニー・W. ミンツ
1
人類学者。
- ポテト
日本人はつよさやいさぎよさにも魅力を感じるが、
より以上にはかなさにひかれる傾向がある。
なすべきことをなしたのち、大きな力に判断をゆだねて
滅んでゆくはかなさに日本人はひかれる。
AERA Mook 45『元禄時代がわかる。』(朝日新聞社,1998)P103
諏訪春雄
1
1934年生まれ。文学博士。
元禄時代はポップだ。
AERA Mook 45『元禄時代がわかる。』(朝日新聞社,1998)P1
古代史はパワーだ。
AERA Mook 82『古代史がわかる。』(朝日新聞社,2002)P1
超えてきたように見えるよね?でも、超えてないんだよね。
プレッシャーはかかる。どうしたってかかる。逃げられない。
なら、いっそのこと(プレッシャーを)かけようと。
決して悪い意味ではなくて、押し潰されそうな時に、逃げずに済む方法を熟知されているのではないだろうか。 - 銘無き石碑
野球って、こんなに簡単なものなんだって思いません?だって、こんなにヒットを打てるところがあるんですもんね。
僕はね、ホームラン、打てるんです。
狙ったらね、打球って飛ぶんですよ!
僕はね、ここだ!っていうときは(ホームランを)狙いにいってます。
ちょっと一発いったろかと。それが僕の中ではちょっとした遊びなんです。
ボビーさん、相手は元横綱です。
ここは相撲をする場所じゃねぇよ、腕相撲をする場所なんだよ。
ボビー・オロゴン
1
1973年4月8日ナイジェリア生まれ。本名は近田ボビー。タレント、格闘家。
彼の考えでは、世の中の不幸というものはすべて、
みんながやたらとうそをつくことから生まれている、それもわざとついたうそばかりではない、せっかちすぎたり、正しくものを見きわめずにうっかり口にしたりするうそのせいなのだ、というのです。
「モモ」より 道路掃除夫ベッポの言葉
ミヒャエル・エンデ
20
ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。日本と関わり...-ウィキペディア
司馬は、野球評論家のようなところがある。
人がうすうす気づいていることを
改めてピタッと言い当てることで庶民の人気を博する。
それは野球の人気評論家のやり方をあまり違わないのではないか
『司馬遼太郎の世紀』(朝日出版社,1996)
「『翔ぶが如く』雑感」
初出「カイエ」(1979年12月号)
「『翔ぶが如く』雑感」
初出「カイエ」(1979年12月号)
渡辺京二
1
1930年8月1日生まれ。熊本市在住の思想史家・歴史家・評論家。
芸術は自己の表現に始まって自己の表現に終る
食が英雄を成立させた。
不幸にも食わせる能力をうしなうとき、英雄もただの人になった
『項羽と劉邦』より。
親分――英雄――は流民に食を保障することによって成立し、
食を保障できない者は流民に殺されるか、身一つで逃亡せざるをえない
『項羽と劉邦』より。
歴史は鏡である
AERA Mook 62『司馬遼太郎がわかる。』(朝日新聞社,2000)P49
青春の思い出といえば、
ふつう友人との間の思い出だから、図書館で友人もなく孤独でした。
いま、
自分の十代の間に何ごとかがプラスになったかも知れないということを考えてみると、
いくらか考えても図書館しかない。
学校は私にとって影響を与えてくれなかった感じです
大阪市立図書館報「図書館通信」(1971年12月)
インタビュー記事「図書館と歩んだ私の青春」
インタビュー記事「図書館と歩んだ私の青春」
ごほうびをもらってうれしいんですけど、小説というものは書生でないと書けない。
違う気分になるといけないので、明日からは忘れます。
文化勲章受章の記者会見(1993年10月22日)
森浩一との中国旅行時、泉州で少し時間があった。
泉州の郊外に老公石象の名で呼ばれてりう老子の石像がある。
森はタクシーで見に行こうと司馬をさそった。
すると司馬はきっぱりと「僕は行かない」と言う。理由をきくと
泉州の郊外に老公石象の名で呼ばれてりう老子の石像がある。
森はタクシーで見に行こうと司馬をさそった。
すると司馬はきっぱりと「僕は行かない」と言う。理由をきくと
僕はそういう作られた物を見るのは嫌いなんです。
自分のなかにできている老子さんがこわれるのがいやなんです
山折哲雄との対談にて。
宗教は人間を飼い慣らす装置である
「テーマ:宗教と日本人」(NHK,1995年6月)
人間は孤立しては棲めない生物でもある
‥‥‥孤立に堪えられなくなったとき、たとえ短時間でも激しく群れたがる
‥‥‥政治的正義という煌々ある電灯が頭にともると、激烈に群れる
‥‥‥ときに殺人という反社会的行為をおこなうことによって
小集団は激烈に群れを回復する。
『人間の集団について――ベトナムから考える』(中公文庫)より。
推理小説で文学賞を受賞した
日本は不思議な国です。
一度賞を取れば、何にでもコメントを求められるし、
またその気になれば何にでも発言できるんです
AERA Mook 62『司馬遼太郎がわかる。』(朝日新聞社,2000)P38
私はどうも、日常人としては権力がきらいです。本当にきらいです
AERA Mook 62『司馬遼太郎がわかる。』(朝日新聞社,2000)P28