森浩一との中国旅行時、泉州で少し時間があった。泉州の郊外に老公石象の名で呼ばれてりう老子の石像がある。森はタクシーで見に行こうと司馬をさそった。すると司馬はきっぱりと「僕は行かない」と言う。理由をきくと 僕はそういう作られた物を見るのは嫌いなんです。自分のなかにできている老子さんがこわれるのがいやなんです 司馬遼太郎 中国 (654) 小説家 (120) 老子 (4) 歴史小説 (25) 偶像 (2) 街道をゆく (1) 森浩一 (1) 司馬遼太郎 45 1923年8月7日 - 1996年2月12日日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)。大阪府大阪市生まれ。筆名の由来は「司馬遷に遼(はるか)に及ばざる日本の者(故に太郎)」から来ている。 産経新聞社記者として在職中に、『梟の城』で直木賞を受賞。歴史小説に新風を送る。代表作に『竜馬がゆく』『燃えよ剣...-ウィキペディア
泉州の郊外に老公石象の名で呼ばれてりう老子の石像がある。
森はタクシーで見に行こうと司馬をさそった。
すると司馬はきっぱりと「僕は行かない」と言う。理由をきくと