偶像

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森浩一との中国旅行時、泉州で少し時間があった。
泉州の郊外に老公石象の名で呼ばれてりう老子の石像がある。
森はタクシーで見に行こうと司馬をさそった。
すると司馬はきっぱりと「僕は行かない」と言う。理由をきくと

僕はそういう作られた物を見るのは嫌いなんです。
自分のなかにできている老子さんがこわれるのがいやなんです

司馬遼太郎 45

日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。本名、福田 定一(ふくだ ていいち)...-ウィキペディア

あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。
上は天にあるもの、下は地にあるもの、
また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。
それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。

出エジプト記二〇・4~5、申命記五・8~9
出エジプト記 2

旧約聖書の二番目の書であり、『創世記』の後を受け、モーセが虐げられていたユダヤ人...