ミヒャエル・エンデ 20
1929年11月12日 - 1995年8月28日
ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。日本と関わりが深く、1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚している。また、日本の黒姫童話館にはエンデに関わる多くの資料が収集されている。...-ウィキペディア
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わたしはいまの話を、
過去に起こったことのように話しましたね。
でも、それを将来起こることとして
お話ししてもよかったんですよ
『モモ』より
そこは、おまえがこれまでに
なんどもかすかに聞きつけていた
あの音楽の出てくるところだ。
でもこんどは、おまえもその音楽に加わる。
おまえじしんがひとつの音になるのだよ
『モモ』より
おまえじしんは、おまえの生きた年月の
すべての時間をさかのぼる存在になるのだ。
人生を逆にもどって行って、
ずっとまえにくぐった人生への銀の門に
さいごにはたどりつく。
そしてその門をこんどはまた出ていくのだ
『モモ』より
ちいさなモモにできたこと、
それはほかでもありません。
あいての話を聞くことでした
『モモ』より
本当の物語は、みんな
それぞれにはてしない物語なんだよ
『はてしない物語』より
この世ははてしない物語である。 - 銘無き石碑
おれたちゃ、なんか
意味のある生き方をしたいのさ
『はてしない物語』より
フッフールは幸いの竜だった。
何もかもいずれはうまくゆくというかれの信念を
ゆるがすものは何もなかった。
「はてしない物語」より
ぼくたちは、二人とも正しく
また、二人ともまちがったことをしたのです。
アトレーユの言葉。
「はてしない物語」より
「はてしない物語」より
希望とは、物事がそうであるから持つものではなく、物事がそうであるにもかかわらず、持つ精神なのです。
始めというものは、いつも暗いのです、バスチアン。
滅亡したファンタージェンの、無の暗闇の中で絶望する主人公バスチアンに幼心の君が語りかけた言葉。ここからファンタージェンは再生をはじめることになる。
そう、始まりはいつも暗いのです。
そこから光を生みだし、世界を創るのです。
最初の一歩を踏み出すには勇気がいる。
でも、勇気をだして踏み出せば、二歩目から後はずっと簡単。 - 1q75
千人の苦しみは、一人の苦しみより、大きな苦しみでしょうか?
「M・エンデが読んだ本」親愛なる読者への四十四の質問 ―あとがきにかえて―
信じるのが早すぎ、見抜くのが遅すぎる女。
「遺産相続ゲーム」(戯曲)
上演に際し、登場人物の象徴するキャラクターを明確に指示するために記載した作者ノートでの表現。
上演に際し、登場人物の象徴するキャラクターを明確に指示するために記載した作者ノートでの表現。
彼の考えでは、世の中の不幸というものはすべて、
みんながやたらとうそをつくことから生まれている、それもわざとついたうそばかりではない、せっかちすぎたり、正しくものを見きわめずにうっかり口にしたりするうそのせいなのだ、というのです。
「モモ」より 道路掃除夫ベッポの言葉