ノウハウ
私は小さい頃貧しかったので、最初は腹一杯食べたい夢でした。
丁稚奉公にいってからは、貯金して早く店を持ちたいと思いました。
商売をはじめても、大きな会社など望みませんでした。
一段上の夢を着実にこなしていっただけです。
私は、失敗するかもしれないけれども、
やってみようというようなことは決してしません。
絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。
何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。
「松下幸之助「一日一話」より「君に志はあるか―松下政経塾 塾長問答集」より
指導者は才能なきことを憂うる必要はないが、
熱意なきことをおそれなくてはならないと思う。
「指導者の条件 人心の妙味に思う」より
指導者に、ぜひともこれをやりたいという強い熱意があれば、
それは必ず人を動かすだろう。
そしてその熱意に感じて、知恵ある人は知恵を、
才能ある人は才能をといったように、
それぞれの人が自分の持てるものを提供してくれるだろう。
「指導者の条件 人心の妙味に思う」より
指導者というものは、いろいろなかたちでみずから信ずるところ、
思うところを人びとにたえず訴えなくてはならない。
と同時にそのことを自分自身が率先実践することが大事であろう。
仕事をする、経営をする時になにが一番大事かといえば、
その仕事をすすめる人、その経営者の、熱意やね。
溢れるような情熱、熱意。
そういうものをまずその人が持っておるかどうかということや。
熱意があれば知恵が生まれてくる。
経営者にとって大事なことは、何と言っても人柄やな。
結局これに尽きるといっても、かまわんほどや。
まず、暖かい心というか、思いやりの心を持っておるかどうかということやね。
恵まれた生活も結構だし、
恵まれない暮らしも結構、
何事も結構という気持が大切だと思います。
苦難がくればそれもよし、順調ならばさらによし、
という心づもりを常に持ち、
人一倍の働きを積み重ねてゆくことが大切だと思う。
学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。
語らぬ石、流れる雲、つまりはこの広い宇宙、
この人間の長い歴史、どんなに小さい事にでも、
どんなに古い事にでも、宇宙の摂理、自然の理法が密かに脈づいているのである。
全てが私に教えてくれる。それを受け入れれば数多の教えが得られる。
忘れないようにしたいものです。 - 月読尊
仮に、その人が自分の仕事に生きがいを感じられないというように不平を言ったら、「その不平はまちがっている。
あなたの仕事の結果はこういうふうに世間に役立っているのですよ。
だから、非常に尊い仕事なんですよ」と、言ってあげる。
そういうことが言えないと、人と指導することはできませんね
偉人のやり方をそのまま真似るというのではなく、
それにヒントを得て
自分の持ち味に合わせたあり方を
生み出さねばならないと思う。
以前、どこかの会社の社長が、
知恵ある者は知恵を出せ、知恵無き者は汗を出せ、
それも出来ない者は去れ、と社員に言っていたことがある。
松下はその言葉を聞くと、「あかんな、つぶれるな」と言った。
「本当は、まず汗を出せ、汗の中から知恵を出せ、
それが出来ない者は去れ、と、こう言わんといかんのや。
知恵があっても、まず汗を出しなさい。
本当の知恵はその汗の中から生まれてくるものですよ、ということやな。
サッカーワールドカップの岡田ジャパン
も汗かいて苦しんだ中から知恵出た。
まずやってみて、他人に批判されて、改良して知恵
が出る。
本で読んだ知恵はもろく弱い。 - JK
あんなに動き回る人はみたことない。 - らっぱの。
私は部下に大いに働いてもらうコツの一つは、
部下が働こうとするのを、
じゃましないようにするということだと思います。
私のこれまでの人生というものは、
さまざまなことを教えてくれた多くの人々の「一言」によって支えられ、
成り立っていると言っても過言ではありません。
わしは必ずしも成功したとは考えておらん。
なんといっても、人間として生まれてきた以上は、
人間としての成功が大事やからね。
まだまだそういう意味では成功したとはいえんわけや。
立派な歴史伝統を持つ会社でも人を得なければ徐々に衰微する。
歴史、伝統を生かすのも人である。
正に宝の持ち腐れ、ってやつでしょう。 - すこんぶ