教え
勉強忍耐は才力智徳の種子なり
「日記」より
小事には分別せよ、大事には驚くべからず。
「遺訓」より
徳川光圀
2
徳川幕府の御三家の水戸藩主
心頭滅却すれば火もまた涼し
「夏日題悟空上人院詩」より
杜荀鶴(とじゅくかく)
1
中国唐の詩人
施して報いを願はず、受けて恩を忘れず。
「東里雑談」より
中根東里
2
江戸時代の儒学者
医の業は習熟に在らざればその妙処は得がたし。
此の故に一人にても多く病者を取扱い、功を積みたる上ならでは、練熟することは成り難しと知れり。
「形影夜話」より
凡そ思慮は、平生黙坐生死の際に於いてすべし。
「大西郷遺訓」より
西郷隆盛
4
江戸明治時代の政治家
汝らは地の塩なり、塩もし効力を失わば、何をもてか之に塩すべき
「マタイ」より
愛は神より出ず。
およそ愛ある者は、神より生まれ、神を知るなり。
愛なき者は、神を知らず、神は愛なればなり。
「ヨハネ第一書四章七節」より
世界を怖れるな、唯自己を恐れよ
「天台道士著作集」より
杉浦重剛
1
明治大正時代の教育者
わが時はいまだ至らず、汝らの時はつねに備われり
「ヨハネ七章六節」より
汝欺かるな、悪しき交際はよき風儀を害うなり
「コリント十五章三十三節」より
わが父よ、この酒杯もし我飲むまでは過ぎ去りがたくば、御意のままに成し給え
「マタイ二十六章四十二節」より
永遠の生命は 唯一の真の神に汝と汝の遣わし給いしイエス=キリストを知るにあり
「ヨハネ十七章三節」より
求めよ、さらば与えられん。
たずねよ、さらば見出されん。
門を叩け、さらば開かれん。
すべて求むるものは得たずねぬる者は見出し、
門をたたく者は開かるるなり
「マタイ伝二十六章六十四節」より
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何を主語とするかで答えは変わりますが、おそらく原文であれば「あなたは(それを)見つけるだろう」となります
しかし、これを日本語とするとき、その他が受身形であることに注意します
英語で読みましょう、
Ask and it will be given to you; seek and you will find; knock and the door will be opened to you.
For everyone who asks receives; the one who seeks finds; and to the one who knocks, the door will be opened. - 銘無き石碑
狭き門より入れ、滅びにいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者多し。
「マタイ伝七章十三節」より
精神一到何事か成らざらん
「語類」より
朱子
4
中国の宋代の儒学者である朱熹(しゅき)の尊称で宋学大祖
真の学問は筆記できるものではない。筆記できる部分は滓である。
真の学問は行と行との間にある。
「語録」より
新渡戸稲造
2
農学者・教育者
みずから自己の灯火となれ、みずから自己の保護所となれ。
他人に保護を求めるべからず。法を灯火とし、法を保護とし、
他のものに依存すべからず。
「説話」より
敵意によって敵意は施すにあらず、
友愛によってのみ敵意は施す
「説話」より
人の車に乗る者は人の患いに載る。
一宿一飯の恩義の意「史記」より
大行は細謹を顧みず。
大事業をするときは小さな規則にこだわらない「史記」より
善く作す者必ずしも善く成さず。
「史記」より
人の言は須らく容れて之を択むべし。
拒むべからず。又惑ふべからず。
「言志録」より
夫婦は愛し合うとともに憎しみ合うのが当然である。かかる憎しみを恐れてはならぬ。正しく憎しみ合うがよく、鋭く対立するがよい
「悪妻論」より
君子は言をもって人を挙げず、人をもって言を廃せず。
賢者は言をもって人を引き立てないし、小人のことでもよく聞き入れる。「論語」より