塩野七生
三十代の男は、相手次第で、
二十代にもどったり、四十代のような成熟さを示したりするものである
陽の下に新しきものなし
本能寺にて、光秀の性格や能力を知っていた信長は脱出は不可能と悟り、言い放った
是非に及ばず
ニコロ・マキアヴェッリは、眼をあけて生まれてきた。
ソクラテスのように、ヴォルテールのように、ガリレオのようにカントのように……
なんたる馬鹿者よ。子供ぐらい、これであといくらだって産めるのを知らないのか!
人は死んでも、その人の考えたことと、それを実行に移したやり方は残る
女にとっては、まず息子が一番なのだ。
女というものは、自分の身体のあらゆる神経に男の欲望を感じとっなら、
もうそれに抵抗できるものじゃないのだよ。
異例には、人は常に警戒心をいだくものだ。
わたしは改めてくりかえす。都市(国家)は、軍事力なしには存続不可能なことを。
それどころか、最後を迎えざるをえないことを。
彼(マキアヴェッリ)にとっての女は、女であったのである。
パンが、パンであるのに似て。
人間はありとあらゆる統治形態を考え出したが、
支配階級の存在しない統治形態だけは考え出せなかった
1848年7月15日 - 1923年8月19日 イタリアの技師、経済学者、社会...
病院というところはどこでも、なぜこうも騒々しいのだろう
1991年4月25日発行。
官能的な女は、権力をもつ男を愛するものである。
1991年5月25日発行。
歴史はまず何よりも物語でなければならない。
1991年5月25日発行。
あの街をください
1991年4月25日発行。
二百年もの間に築きあげたわれわれの富、われわれの町、われわれの息子たちを
捨てることなど、絶対にできない。居留区はわれわれにとって、生まれ育った場所なのだ。
それを捨てるくらいなら、最後の血の一滴まで戦いぬくだろう
1991年4月25日発行。
あなた方西欧人は、
自分の国でもないこの都を守るために、日夜心をくだいてくれている。
しかし、わたしに、この民を見捨てていくなどということが、どうしたらできるだろうか。
いや、皆さん、わたしにはできません。彼らとともにこの都とともに、死ぬほうを選びます
1991年4月25日発行。
宗教とつけばなぜかカネの集まりやすいことは、
古今東西を通じて実証されてきた事実である。
1991年5月25日発行。
人間には誰にも、自らの死を犬死と思わないで死ぬ権利がある。
そして、そう思わせるのは、上にある者の義務でもある
1991年5月25日発行。
トルコとの外交交渉は、ガラス張りの玉を投げあう遊戯に似ています。
ただし、向うが強く投げてきても、こちらは強く投げ返すことはできず、
かといって、玉を下に落としてすむものでもありません
1991年6月25日発行。
人は、真実を見抜く眼をもっていないのではない。ただ往々にして、
真実であってほしいと思っていることを、真実と見てしまうものなのである。
1991年6月25日発行。
レパントの海戦は、
まずはじめに、血を流さない戦争があり、
次いで、血を流す政治とつづき、
最後に再び、血を流さない戦争になって終わった
1991年6月25日発行。
君主(指導者)たらんとする者は、種々の良き性質をすべてもち合わせる必要はない。
しかし、もち合わせていると、人々に思わせることは必要である。
いや、はっきり言うと、実際に持ち合わせていては有害なので、
もち合わせていると思わせるほうが有益なのである。
イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア
人間というものは愚劣でエゴイストが多いのが現実だから、
あなたもまた、自分にとって最も良かれと思う方法で行動するしかない。
イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。 著書に『君主...-ウィキペディア