戯曲
生きてくれるな、ヒーロー、その目を開けるんじゃない。
もしおまえが、今すぐに死なないと判ったら、
もしおまえの魂が、おまえの恥より強いと知ったら、
おまえを激しく責めたてた上でおまえの命を、奪わねばならない。
メッシーナの知事
臆病者は死ぬ前に、何度も死を体験する、だが勇者はただ一度だけ死を味わう。
原文は決して古びないが、翻訳は時代の言語感覚の変化とともに古くなる
――これは翻訳の宿命だ。
1942年生まれ。演劇評論家・翻訳家。
このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ
どちらがりっぱな生き方か、このまま心のうちに
暴虐な運命の矢弾ををじっと耐えしのぶことか、
それとも寄せくる怒濤の苦難に敢然と立ち向かい、
闘ってそれに終止符をうつことか?
- 銘無き石碑
貧乏人けっこう。誰もお前のその貧乏を盗もうとはしないのだから
イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物でもある...-ウィキペディア
言葉だ。言葉、言葉。
太陽は恋のすみれの花を育てもするが、動物の死骸を腐らせもする
公爵が留守中の領主代理。
甥から息子へと血は濃くなっても、情は薄まるばかり。
法律の方で(ポン引きを)認めてくれりゃ世話ないのにな。
オーヴァーダン夫人の使用人。
法が認めてくれりゃあね
オーヴァーダン夫人の使用人。
ローマなどタイバー河にとけてしまえ、帝国を股にかける大天窯も崩れさるがいい!
俺の宇宙はここにある‥‥‥
マルクス・アントニウス
エミリア:奥様のご主人様のことですわよ。
あたしには主人はいないわ。
名前はギリシア語で「不運な」の意味。ヴェニスの元老院議員ブラバンショーの娘で、主...
お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というやつに。
そいつは緑色の目をした怪獣で、とりついた人間の心を弄ぶんです。
寝取られ亭主も、穏やかに暮らせるでしょう、運命と思って、不実な妻への愛をたちきれれば。
オセロを嫌っている旗手。
その娘から目をはなすなよ、ムーア。父親を裏切った娘だ、お前も裏切るぞ
デズデモーナの父
見えないよ、キャシアス
己の姿は、なにかに映った影でしか己の目には見えないのだ。
死は必ず訪れる結末だ。来るときには、来る
乞食が死んでも、彗星は姿を現さない
ジュリアス・シーザーの妻。
あっしはね、ただ働いて生きてるだけの男でさ、
自分の喰いもんんは自分で稼ぎ、着るもんも同じでさ、
誰からも恨まれねえで、誰の幸せも妬まねえ。
人様の幸せは喜んで、自分が不幸な日にあっても、誰もうらまないんだ。
あっしの一番の幸せは、自分の雌羊が草喰って、子羊がその乳すってるのを見ることなんで。
羊飼い。
ということはおまえさんの礼儀作法は悪い、ってことになり、悪いということは罪、ってことで、しかるに地獄行きだ
宮廷の礼儀作法なんざ、田舎じゃおかしくってしょうがないんだ、
田舎の行儀が宮廷じゃ大笑いなのと一緒のこった
羊飼い。
この世はもう六千年も生き延びているけれど、
当の本人が、すなわち恋故に死んだという判例は一つもありません。
前公爵の娘
結婚するときはもう十二月。女は娘の間は五月だけど、女房になると空模様が変わる
前公爵の娘
自分の失敗を旦那のせいにできない女は、自分の子供を育てるべきじゃないね。
きっとばかに育つもの。
前公爵の娘
勇気は、半分は分別でできてる。しかもできのいい半分のほうだ。
その半分でおれは命を守ったんだ。
ウィリアム・シェイクスピアの作品に登場する架空の人物。
恋する者と きちがいの頭は少しも休むことなく煮えたぎり、
冷めた理性では思いもつかない幻をつくりだす。
狂人、恋人、詩人は、みな想像力のかたまりだ。
アセンズの公爵。ギリシャ神話ではテセウスとして知られる。
恋する阿呆は死ぬほどばかをするもんだ
アセンズの公爵。ギリシャ神話ではテセウスとして知られる。