戯曲

ああ、おれはおれを愛している。
なぜ、おれがおれに何かいいことをしたからか、とんでもない! おれはおれを憎んでいるのだ

『リチャード三世』
リチャード三世 1

イギリスの劇作家ウィリアム・シェイクスピア作の史劇。正式なタイトルは『リチャード...

男装したヴァイオラが、ご主人の使いとしていった帰り道の場面

ああ、時よ、これを解きほぐすのは おまえの役目、
あたしにはとても解けないわ、この結び目は。

『十二夜』
ヴァイオラ(シザーリオ) 1

物語の主人公。シザーリオは男装時の名前。

デズデモーナ:ご主人様って、誰のこと?
エミリア:奥様のご主人様のことですわよ。

あたしには主人はいないわ。

『オセロ』
デズデモーナ 1

名前はギリシア語で「不運な」の意味。ヴェニスの元老院議員ブラバンショーの娘で、主...

あっしはね、ただ働いて生きてるだけの男でさ、
自分の喰いもんんは自分で稼ぎ、着るもんも同じでさ、
誰からも恨まれねえで、誰の幸せも妬まねえ。
人様の幸せは喜んで、自分が不幸な日にあっても、誰もうらまないんだ。
あっしの一番の幸せは、自分の雌羊が草喰って、子羊がその乳すってるのを見ることなんで。

『お気に召すまま』
コリン 2

羊飼い。

フォルスタッフへの台詞

おまえなど知らないぞ、ご老人‥‥‥白い髭をはやしながら、道化た阿呆とは!

『ヘンリー五世』

    正しくは『ヘンリー四世』第二部・第五幕第五場。ヘンリー五世として王位に就いたハル王子の台詞です。権力を手にした途端、かつての「相棒」を平気で捨てる。支配者のエゴイズムがよくわかります。 - 名言録
自らの王権の象徴である太陽にたとえたセリフ

おりよう、おりよう、輝かしい日の神フェイトンのように、卑しいあばれ馬どもを御しきれずに

『リチャード二世』
王リチャード二世 2

1367年1月6日 - 1400年2月14日)は、プランタジネット朝の第8代イン...

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お気をつけ下さい、将軍、嫉妬というやつに。
そいつは緑色の目をした怪獣で、とりついた人間の心を弄ぶんです。
寝取られ亭主も、穏やかに暮らせるでしょう、運命と思って、不実な妻への愛をたちきれれば。

『オセロ』
イアーゴー 2

オセロを嫌っている旗手。

このままでいいのか、いけないのか、それが問題だ
どちらがりっぱな生き方か、このまま心のうちに
暴虐な運命の矢弾ををじっと耐えしのぶことか、
それとも寄せくる怒濤の苦難に敢然と立ち向かい、
闘ってそれに終止符をうつことか?

『ハムレット』第3幕第1場【小田島雄志訳】
ハムレット 8

シェイクスピア作の悲劇。5幕から成り、1600年から1602年頃に書かれたと推定...-ウィキペディア


    すばらし〜めーげん
    - 銘無き石碑

    ハムレットの台詞大好きー - まーむ

この世はもう六千年も生き延びているけれど、
当の本人が、すなわち恋故に死んだという判例は一つもありません。

『お気に召すまま』
ロザリンド 3

前公爵の娘

冒頭の登場の独白

せめて全能の神が、自ら命を絶つことを禁じていなければ

『ハムレット』
ハムレット 8

シェイクスピア作の悲劇。5幕から成り、1600年から1602年頃に書かれたと推定...-ウィキペディア

その娘から目をはなすなよ、ムーア。父親を裏切った娘だ、お前も裏切るぞ

『オセロ』
ブラバンショー 1

デズデモーナの父

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でも人間は、傲慢な人間は、
神の似姿であることも忘れ、狂った猿のように、束の間のはかない権力をふりかざし、
天に尻を向けては天使たちを泣かせている。

『尺には尺を』
イザベラ 1

修道士の見習い。クローディオの妹。

ダンカンを殺そうかどうか迷っているとき

やってしまえばやってしまったことになるならはやくやってしまったほうがいい

『マクベスより』
マクベス 1

スコットランド王ダンカンの臣下、スコットランドの将軍、後にスコットランド王。


    早く幸せを選びなさい - 銘無き石碑

    君は君らしく生きる権利がある。見栄っ張りの親の為に生きているのではない。 - 銘無き石碑

わしたちユダヤがキリスト教徒に酷いことをしたら どういうふうに耐え忍んでくださいますかな?
仕返しとくるだろう!
もしキリスト教徒がユダヤに酷いことをしたら、
キリスト教徒にならってどう我慢したらいいんだい?
はっ、仕返しだろう。
せっかく教えて頂いた極悪非道だ、ご指導以上に立派にやってお目にかけますよ。

『ヴェニスの商人』
シャイロック 1

強欲なユダヤ人金貸し。

わしはこの土がいとおしい、この卑しい土を、
もっと卑しいあの娘の靴が、一番卑しいあの娘の足に導かれて踏んだのだから。

『恋の骨折り損』
アーマード 1

スペインの軍人。

リア:辛抱せねばな。わしたちは、泣きながらこの世にやって来た。知っとるだろう。
初めてこの世の空気に触れたとき、わしらは皆泣き叫んだ。何故だか教えてやろう。ようく聞いておけ。
グロスター伯:ああ、なんと、おいたわしい!

わしらは、こんな阿呆ばかりの世に生まれてきたことが悲しくて泣くんだ。

『リア王』
リア王 2

ブリテン王。生来の気性の荒さと老いからくる耄碌から、娘ゴネリルとリーガンの腹の底...

ローマなどタイバー河にとけてしまえ、帝国を股にかける大天窯も崩れさるがいい!
俺の宇宙はここにある‥‥‥

『アントニーとクレオパトラ』
アントニー 1

マルクス・アントニウス

乞食が死んでも、彗星は姿を現さない

『ジュリアス・シーザー』
キャルプニア 1

ジュリアス・シーザーの妻。

自分を評して

今まで、私の血は、うぬぼれ、うわついた栄華の河を流れていた。
だが、今は本来の流れを見い出し、国と一体となって大河を流れる。
これからは威風堂々、本流を見失うことはない

『ヘンリー四世 第二部』五幕二場
陰謀に乗せられつつあるキャシオーが、あるとき「体面をなくした」と騒いだ際

体面などというやつは、およそ取るにたらぬ、うわつらだけの被せものに過ぎない。
それだけの値打ちがなくても、手に入るときは入るし、
身に覚えがなくとも、失うときには失うようにできているのだ

『オセロ』
イアーゴー 2

オセロを嫌っている旗手。

ヘンリー四世に対する反乱軍と戦う戦場の場面。

勇気は、半分は分別でできてる。しかもできのいい半分のほうだ。
その半分でおれは命を守ったんだ。

『ヘンリー四世』
フォルスタッフ 1

ウィリアム・シェイクスピアの作品に登場する架空の人物。

原文は決して古びないが、翻訳は時代の言語感覚の変化とともに古くなる
――これは翻訳の宿命だ。

AERA Mook 55『シェイクスピアがわかる。』(朝日新聞社,1999)P166
松岡和子 1

1942年生まれ。演劇評論家・翻訳家。

兄の命と引き替えに、一夜のとぎをしろ、とヒロインに迫る。

太陽は恋のすみれの花を育てもするが、動物の死骸を腐らせもする

『尺には尺を』より。
アンジェロ(尺には尺を) 1

公爵が留守中の領主代理。

契約通り肉を一ポンド取るがよい。だが、血は一滴も流してはならぬ

ヴェニスの商人 1

ウィリアム・シェイクスピアの喜劇用の戯曲である。

タッチストーン:宮廷にいたことがないのなら、地獄行きだな‥‥‥何故なら宮廷にいたことがないのならいい礼儀作法を知らないわけだ。
ということはおまえさんの礼儀作法は悪い、ってことになり、悪いということは罪、ってことで、しかるに地獄行きだ

宮廷の礼儀作法なんざ、田舎じゃおかしくってしょうがないんだ、
田舎の行儀が宮廷じゃ大笑いなのと一緒のこった

『お気に召すまま』
コリン 2

羊飼い。