リア王 2

ブリテン王。生来の気性の荒さと老いからくる耄碌から、娘ゴネリルとリーガンの腹の底を見抜けず、哀れな最期を遂げる。

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エドマンドらに敗れて捕われの身になったリア王が、かなたに希望を見たかのごとく、末娘を促して嬉々をして牢獄に向かう

二人きりで籠の鳥のように歌を歌おう

『リア王』より。
リア:辛抱せねばな。わしたちは、泣きながらこの世にやって来た。知っとるだろう。
初めてこの世の空気に触れたとき、わしらは皆泣き叫んだ。何故だか教えてやろう。ようく聞いておけ。
グロスター伯:ああ、なんと、おいたわしい!

わしらは、こんな阿呆ばかりの世に生まれてきたことが悲しくて泣くんだ。

『リア王』