仏教:仏門:仏
「南無阿弥陀仏」は彼岸へのパスポート
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P79
「臨機応変」というのが最大の教えで、
「自分の見識を磨いて、それを信じて行動すれば、何をやっても良い」
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P91
高田定信師
1
熱海市「医王寺」
『如来』と申すは諸仏を申すなり。
『一念多念証文』
一遍が、熊野本宮への山道を進みながら、念仏聖の常として、念仏札を行きあう人々に配っていた。
すると伴をつれた白装束の修験者に行きあった。
一遍が念仏札を授けようとすると、その行者は下記のように言い、札の受け取りを拒絶する。
すると伴をつれた白装束の修験者に行きあった。
一遍が念仏札を授けようとすると、その行者は下記のように言い、札の受け取りを拒絶する。
いま一念の信心おこり侍らず、うけば妄語なり
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P50
阿難(アーナンダ)に遺した遺言
お前たちは自分たちを明かりとしなさい。
人をよりどころにするな。仏法をよりどころにして、他を頼るな
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P49
原文:信不信をえらばず、浄不浄をきらわず、その札(念仏札)をくばるべし
お前の念仏のすすめは間違っている。お前のすすめで一切衆生が成仏するのではない。
永遠の昔に阿弥陀仏の誓いの力ですべての成仏はすでに果たされている。
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P50
お寺が墓地で儲けようなんて思ったらいけません。
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P201
きれいだとか汚いというのは、すべて心が作り出した、あやふやなものなんです。
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P166
ことばの悪行をすてて、ことばの如行をおさめよ。
如行は善行、仏教では身・口・意の三つの所行を重視する。「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
この世の中はすべて因果関係で動いている
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P167
自分というものは他者があるから存在する。
同様に、他者も自分がいなければ存在しない。
つまり、すべてのものは、たがいに依存して存在する
同様に、他者も自分がいなければ存在しない。
つまり、すべてのものは、たがいに依存して存在する
これあれば、かれあり これなければ、かれなし
これ生ずれば、かれ生ず これ滅すれば、かれ滅す
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P43
『歎異抄』
さるべき業縁のもよほせば、いかなるふるまひもすべし
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P113
「業縁」に注目してほしい。 - とら
親鸞:俺の言うことを何でも聞くと言うんなら、人を殺してみろ
唯円:いや、自分にはそういう器量はない。人ひとりだに殺せない
唯円:いや、自分にはそういう器量はない。人ひとりだに殺せない
そうだろう、人間というのは契機がなければ一人の人だって殺せないのだ。
しかし、契機があれば百人、千人、殺したくないと思っていても殺すこともあるんだよ
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P172
ただ念仏のみぞ、まことに
『歎異抄』より。
ただ念仏のみぞ、まことにておわします
『歎異抄』より。
『歎異抄』
たとひ法然聖人にすかされまひらせて、念仏して地獄におちたりとも、
さらに後悔すべからずさふらう
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P41
となうれば、仏もわれもなりけり、
南無阿弥陀仏の声ばかりして。
「語録」より
一遍
3
鎌倉時代の僧侶
どのような悪人でも念仏だけで往生できる
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P30
「毒矢のたとえ」より
なあ、マールンクヤよ。
お前の言うとおり、大事なのは毒の正体がどんなものであるかを知ることではない。
まず毒矢を抜いて、苦しみを取り除くことのほうが先決というものだ。
お前も、死後の世界などという問題にこだわっている場合ではあるまい。
それよりも大事なのは、今の苦しみをどうやって克服すべきかということだ。
今すべきことをせずに、いくら考えても分からないことを考えるのはやめなさい
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P185
なごりをしくおもへども、娑婆の縁つきて、
ちからなくしてをはるときに、かの土へはまいるべきなり
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P21
なごりをしく思へども、娑婆の縁つきて力なくしてをはるときにかの土へは参るべきなり
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P17
ひとのいのちみじかくもろし
ほかの過ちは見易けれど、己のは見難し。
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
みずから自己の灯火となれ、みずから自己の保護所となれ。
他人に保護を求めるべからず。法を灯火とし、法を保護とし、
他のものに依存すべからず。
「説話」より
もしも愚者にして愚かなりと知らば、すなわち賢者なり。愚者にして賢者と思えるものこそ、愚者というべし
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ