一遍が、熊野本宮への山道を進みながら、念仏聖の常として、念仏札を行きあう人々に配っていた。
すると伴をつれた白装束の修験者に行きあった。
一遍が念仏札を授けようとすると、その行者は下記のように言い、札の受け取りを拒絶する。

いま一念の信心おこり侍らず、うけば妄語なり

AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P50
修験者


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