仏教:仏門:仏
(人間は)到達した真理を私物化しないではおれないのである。
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P35
高史明
2
1932年生まれ。在日朝鮮人二世。作家。
高い化粧品を買うのもけっこうですが、温かい心、優しい心を持ってください。
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P220
父の言葉
風貌の皺は防ぎようがないが、心の皺は自分の努力次第で伸ばすことができる
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P130
佐橋慶女
2
1930年生まれ。高齢問題ジャーナリスト。浄土宗僧都。
頭髪白きゆえをもって長老たるにあらず。彼の齢は徒らに塾せるのみ
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
非人を差別する者こそ、真の意味での非人である
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P32
雨期にはここに住まん、夏期にはかしこに居を定めん。
「説話」より
高史明:念仏の「まこと」がここにある。
金剛の真心、これを『真実の信心』と名づく。真実の信心は必ず名号を具す。
名号は必ずしも願力の信心を具せざるなり。
このゆえに論主建めに『我一心』と言えり。また『如彼名義欲如実修行相応故』と言えり
顕浄土真実教行証文類
1
全六巻からなる浄土真宗の根本聖典である。
道は無窮なり、さとりても猶行道すべし(仏道修行に終わりはなく、悟りを得たとしてもさらに修行すべきである)。
語録集『正法眼蔵随聞記』より
道元
5
鎌倉時代の禅僧 日本の仏教宗派・曹洞宗の開祖
巡礼時にかぶる菅笠に記されている文句
四句偈:本来、葬式の時、お棺の蓋に書く言葉
もし、巡礼者が旅の途中で死んだら、地元の人がその場所に穴を掘って埋める。
そして、その土饅頭の上に菅笠を置く。すると、それが棺桶の蓋になる。
四句偈:本来、葬式の時、お棺の蓋に書く言葉
もし、巡礼者が旅の途中で死んだら、地元の人がその場所に穴を掘って埋める。
そして、その土饅頭の上に菅笠を置く。すると、それが棺桶の蓋になる。
迷故三界城、悟故十万空、本来無東西、何処有南北
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P142
身体で、言葉で、心のなかで、
たとえ僅かなりとも悪い行為をしたのなら、
それを隠すことは出来ない。
隠すことが出来ないということを、
究極の境地を見た人は説いた。
この優れた宝が存在する。
この真理によって安らかな心であれ
原始仏典「スッタニパータ」より
三密の加持
身密:手で印を結ぶこと
口密:口に真言(マントラ)を唱えること
意密:心に大日如来を想念すること
身密:手で印を結ぶこと
口密:口に真言(マントラ)を唱えること
意密:心に大日如来を想念すること
身、口、意
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P134
サイの角のように、ただひとり歩め
貪りと怒りと愚かさを捨て、諸々のしがらみを断ち、命が尽きるのを恐れず、犀(サイ)の角のように、ただひとり歩め。
貧瞋痴のかたまりである依頼者の手先となって訴訟を起こし、
被告からカネや財産をふんだくろうとし、
また訴訟を起こされた被告の依頼により、カネや財産をふんだくられるまいとして
それに執着している被告の手先となって応訴することにより、メシを食っている商売、
それが弁護士なのである。
AERA Mook 56『仏教がわかる。』(朝日新聞社,2000)P126
遠藤誠
1
1930年10月29日 - 2002年1月22日)は宮城県出身の日本の弁護士(第...
許すということ、これが仏教の極意です。
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P220
唯円:念仏もうしそうらえども、踊躍歓喜のこころおろそかにそうろうこと、
またいそぎ浄土へまいりたきこころのそうらわぬは、いかにとそうろうべきことにてそうろうやらん
またいそぎ浄土へまいりたきこころのそうらわぬは、いかにとそうろうべきことにてそうろうやらん
親鸞もこの不審ありつるに、唯円房おなじこころにてありけり。‥‥‥
『歎異抄』より。
親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏もうしたること、いまだそうらわず
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P132
行者というのは行をしている時だけが行者なんです
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P130
酒井大阿闍梨
1
比叡山の千日回峰行を、二度も行った。
親鸞が法然の下に赴く契機となった夢告。
行者、宿報にてたとい女犯すとも、われ玉女の身となりて犯せられん。
一生の間よく荘厳し、臨終に引導して極楽に生ぜしめん
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P32
薬があるからといって、毒を好んではならない
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P156
四諦
お釈迦さまが菩提樹の下で悟ったときに、この世の四つの真理を発見した。
苦諦:「この世は苦しみである」という真理
集諦:「苦は無明から起きる」という真理「十二因縁」
滅諦:「苦を滅ぼすには無明をなくせ」という真理
道諦:「悟りに至るため」の真理
お釈迦さまが菩提樹の下で悟ったときに、この世の四つの真理を発見した。
苦諦:「この世は苦しみである」という真理
集諦:「苦は無明から起きる」という真理「十二因縁」
滅諦:「苦を滅ぼすには無明をなくせ」という真理
道諦:「悟りに至るため」の真理
苦諦、集諦、滅諦、道諦
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P168
若し人寿百歳なるも、最上の法を見ざれば、一日生きて最上の法を見るに如かず
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
若き時に財を得ることなく、清らかなる行いを守らざれば、
魚のいあんくなりし生けにいる白うさぎのごとく、痺せて死滅せん
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
花の香りは風に逆らいて匂わず。されど、善き人の香りは風にさからいても匂う。
「法句経(ダムマパーダ)」より
仏教聖典
19
大乗経典8巻の0つ
物質や現象は、それを感じる心があるから存在する。
心がなければ存在しない。だから色(物質、現象)は空なのだ
心がなければ存在しない。だから色(物質、現象)は空なのだ
色即是空 空即是色
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P161
般若心経
2
大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つ。
五蘊盛苦:人間の身体や心の中で、欲望が燃えさかる苦しみを言う。
「色」は物質を指す。
これに対して「受・想・行・識」は精神の作用、心の働きのこと。
人間の肉体「色」と心の「識」をつなぐもの。それが「受・想・行」の三つ。
「受」とは、感受作用。「想」とは、知覚表象作用。「行」とは、意志や、その他の心の作用。
「色」は物質を指す。
これに対して「受・想・行・識」は精神の作用、心の働きのこと。
人間の肉体「色」と心の「識」をつなぐもの。それが「受・想・行」の三つ。
「受」とは、感受作用。「想」とは、知覚表象作用。「行」とは、意志や、その他の心の作用。
色・受・想・行・識
瀬戸内寂聴『痛快!寂聴仏教塾』(集英インターナショナル,2000)P56