業縁
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『歎異抄』
さるべき業縁のもよほせば、いかなるふるまひもすべし
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P113
「業縁」に注目してほしい。 - とら
もし、私は悪いことはしないし、悪いことはいわない、
また、まちがったことをし、悪いことを思っても、自分のなかにはそれを改める力がある、
と信じている人がいるならば、その人には、「他人」は無縁であろう。
いや、およそ宗教というものとも、無縁であるにちがいない。
そうした人々は、道徳の世界で十分に満ち足りている。
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P114
人の自由意志は、結果を生む大切な原因であっても、一つの「縁」にしかすぎない。
それを、
あたかも唯一、絶対的な原因であるかのように考えるところに、自我特有の思いこみがある。
AERA Mook 49『親鸞がわかる。』(朝日新聞社,1999)P113